干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

「習う」の二義

 事象を勉強していきますと、いろいろと考えさせられます。
 たとえば、「習う」という文字ですが、学習という言葉があるように、勉強して身に着けるというような意味で普通は使います。
 そして実際に、9紫の事象に「習う」はあります。
 と同時に、2黒の「習う」もあります。
 こちらの「習う」は、頭で学ぶというよりも、体で学ぶ、体に染みつけるというような意味で使います。
 文字通り、「習うより慣れろ」という意味です。
 そして実際に2黒には「慣れる」という事象があります。
 私たちの干支九星も、9紫の習うは最初には大切ですが、実践になった場合には、2黒の習うの状態にしていないと、なかなか難しいようです。