干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

易と風土

 占いというのは、その土地その土地にあったものでよいのだと思います。ですからいかに高度なものであっても、輸入できないものがあります。

 知人のちべっち人は、誕生日を聞いても知らないといいます。どうしてかといいますと、戸籍がしっかりしていないからなのだそうです。
 そういう土地に、生時まで必要な占いを入れたところで何の役にも立ちません。

 としますと、その国によって流行する易は違うということになるのでしょう。同じ東洋でもインドは星占いです。
 日本には気学が定着しています。そして更に干支を入れていただいて、干支九星が繁栄するのを、亡師は望んでおられました。