干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

一年がたち

ウクライナで戦争が起こってから一年が経ちました。 21世紀の現代において、あのように野蛮なことが起こる思ってもおりませんでした。 そして、すぐに終結してくれるものと信じて、願っておりました。 ところがまだそのような兆候はありません。 去年の8…

生まれながらの方位

かつてのお客さんで、ある方位は絶対に使わないという方がおられました。 随分前に、ある易者さんに言われて、それから守っていたようです。 結局は、吉方位を示しても、使われませんでした。 そのように、先天的によい方位と悪い方位がある、という議論があ…

後悔が多い

先生のお話を見返して見ますに、いかに多くのものを落としてきているかに愕然とします。 先生が苦心されたことを想像しますに、どのようにしてこれを残すのかということだったと思います。 ただ単に知識を残してもダメ、技術のみでもダメ、まして言葉で言っ…

哲学しかない

易などを扱っておりますと、つい術に走ってしまい、思想を忘れがちです。 もちろん、術を使う場合にもたとえば陰陽五行説という思想が基にありますから、問題ないはないのです。 ところが、最後まで哲学であるということを忘れてしまいますと、答えもぶれま…

時代を変える

歴史を見ておりますと、たった一人が世の中を変えることがあるのを目にします。 新しい価値観であったり、傑出した能力だったり、今までにないモノを見せてくれ、影響を与えることができる人です。 もちろん武将とか、政治家などにもそういう人はいるでしょ…

全部が全部ではなく

鑑定というのは、何から何までもわかるのではありません。 といいますのは、易と同じことで、事象がどのようにでも取れますし、それを実際の話と合わせなくてはならないからです。 そういうことから、驚かすようなことはいわないのです。 それは霊感の世界で…

歴史は大切か

世界史で勉強する各国の歴史は、必ずしも正しい歴史とは限りません。 何故ならば、残っていくのは、征服した方の民族の歴史だからです。 征服された方の歴史というのは、ほとんど消されてしまうのでしょう。 私たちが学んだのは、家系を大切にしていくといこ…

なぜ神社が出てくるのか

先生の本を読んでおりますと、いろいろと宗教的な内容が書かれています。 その中でも特に出てくるのが、神社のことです。 神社といっても、一番に大切にされていたのが氏神様のことです。 何をおいても、氏神様を大切にしてくださいと話されておりました。 …

確証が欲しい

鑑定をさせていただいておりますと、白か黒でないことがよくあります。 白だとか黒だとかですと、完全に答えを言えます。 ところが、白に近い黒とか、黒に近い白とかがあります。 その時には、じっくり考えるのですが、いろいろな思考のループに陥ります。 …

字がひどい

自分の字のひどさにうんざりしています。 自分で書いた字が読めなくて、何度人様に迷惑をかけたかわかりません。 慌てるものではないとわかっていても、なかなか直りません。 講義のノートを見ていまして、どうしても理屈に合わないことがありました。 一体…

やり切っている

先生の本を読み返すにつけて思うのは、とにかくやり切っていることです。 ある時期には、流年法だけで答えを出されていた時期があります。 それは徹底したものでして、鑑定盤が二の次のようにも扱われていました。 先生の中では完結していたのでしょうが、聞…

大いなる勘違い

あなたはこうなるでしょう、と言う人が占い師ではありません。 あなたはこういう性格です、とだけ言う人が占い師ではありません。 百歩譲って、あなたはこうあるでしょう、と言うのが占い師の役目だとしても、それが当たらなくては話になりません。 おそらく…

固定的に考えず

干支九星においては、人間の星を固定的に考えません。 人間の努力で、あるいはご神仏の力で、運命の修正ができると考えます。 もし、生時まで取り入れた鑑定であるとするならば、もっと身動きのとれないものになっていたかもしれません。 しかし生年月日まで…

この世だけで考えない

誰にも知られないからとか、誰にもわからないからとかの理由で、人さえ誤魔化せればいいと考えていると大変なことになります。 この世だけで不正をしてもうまくいけばいいと考えるならば、大変なしっぺ返しをくらいます。 それは先生も恐れられていたことで…

易神はどこまで

私たちの仕事は、鑑定にみえた方によき未来を示すことです。 多くの場合は、右か左かの場合がそうなります。 その右か左で、大きく運命が変わってしまう場合に、必ず易神は動いていただけます。 ところが、もう決まっていることとか、過去のこととか、わかり…

子供の心

離婚する両親の数が増えています。 それは時代ということなのでしょうが、置き去りにされるのは子供の心です。 子供は、両親が仲良く暮らすことを望むものです。 そのために別居したあとでも、両親が仲良く暮らしてほしいと要望した子供の話を聞きました。 …

先に言う難しさ

あとになると説明はできるのです。 どうしてそうなったか、盤を見たり、命式を見ながら説明ができます。 しかし前もって言い当てる、というのが難しいのです。 鑑定の場合には、その鑑定での時点での状況を示していますから、そんなに外れることはありません…

鑑定上の注意

鑑定をしているときに、特に注意することがあります。 第一には、人間の情に流されないことです。 だれしも感情がありますから、何とかしてあげたいという気持ちを持つものです。 が、実際には何とかならない場合があるわけです。 そこを無理やりしようとす…

影響を受けない

人様のお話をお聞きしておりますと、何かしらか不自由になることがあります。 なるべく、そうならないように、コントロールをしているつもりですが、影響されてしまうこともあります。 そうならないために、日頃から様々な心の訓練をして、影響を受けないよ…

自在な判断

干支九星は、どちらかというと変幻自在なマジックのようなものです。 基本的な規則はありますが、それにとらわれることは決してありません。 といいますのは、人間とか人間の起こす問題とかは、規則通りに行かないからです。 あるいは規則通りに判断して足る…

新年の注意

立春となり、心がどこかうきうきいたします。 節分から立春にかけて、各地でさまざまな行事が行われました。 節分の豆まきといっても、鬼は外を言わない場所もあるそうです。 そして春を迎えたわけですが、今年は太歳が卯にありますので、普通は2黒をよしと…

プラトンにきく

これはもう数十年前のことになります。 御進講をされた有名な先生がおいでになって、講演会をされたことがありました。 そのお話で、心に残っていることがあります。 それは、もし古典でわからないことがあったら、直接その古典に聞きなさい、プラトンがわか…

結婚した後で

結婚をしたあとで、様々な問題を抱えるご夫婦は多いです。 最初はそうではないと思っていたとか、そんな人だとは思わなかったとか、いろいろな原因があっての問題です。 全部がわかって結婚される人は少ないのでしょうから、致し方ない面がないではありませ…

広い世間

世の中には、面白いことを考える方もおいでになります。 どうしてそことそこが結びつくのか、発想さえもできません。 しかし本を見ていきますと、実生活の中から見出したもののようです。 その自分の体験を一つのきっかけとして、実例や観察を深めていき、一…