私たちは、多くの人との縁をいただきます。
その縁を、普通の人は感覚とか、何とかで判断するでしょうが、私たちは干支九星でもって知ることができます。
そうしますと、新しい縁ももちろんありますが、昔何かの縁があった人と同じような人との縁が、再びつながることがよくあります。
どうしてなのか、こちらにそういう原因があるからかもしれません。
かと思えば、名前であるとか、誕生日であるとか、あまり干支九星とは関係のない面から再び縁が結ばれることもあります。
そうなると、干支九星では説明できませんが、もっと深い、あるいは別の要素があるようにも思えます。
これは易書にも言えることで、また面白いものです。
実例が答えを出す
頭の中で考えても、どうしようもありません。
基礎勉強は必要ですが、そこに何を加えるか。
そして、往々にして、理論は実際鑑定から外れていくことが多いのです。
何が大切かというと、実占なのです。
どこに答えがあるのか、どのように導き出したのか。
あるいは外してしまった場合には、どこが問題だったのか。
おそらく、自分が外した実例を、どこに問題があったのか反省して答えを出すのが難し人も多いでしょう。
自分のその一人ですが、なるべくその実例は押さえておきまして、資料として取っておきます。
その積み重ねです。
トラウマは誰のせいか
人は誕生したあとで、様々な経験をします。
その過程で、幼い時期に衝撃的な、あるいはそこまでひどくなくても強烈な経験をしますと、心の傷、トラウマになるといいます。
そのトラウマが結局はその人の、その後の人生を支配することがよくあります。
とすると、人間の人生は幼児期に決定されるのでしょうか。
だとすると、私たちのしている干支九星は必要ないのでしょうか。
干支九星の読み方を取り入れると、そうではないのです。
干支九星で調べますと、そのトラウマになるような経験をするということが、誕生の段階で決まっているように見えます。
そういう経験をする時期がいつかその人に来て、その人の運命を決める要件になります。
どうもそういう説明で間違いないようです。
他人様の鑑定
ご自分のことでなく、他人様のことを鑑定してほしいという場合があります。
有名人とかであれば仕方ありませんが、その人の知らない場合や、興味本位の場合はお断りです。
本当に困っているというのが、鑑定の条件です。
それでも鑑定盤には事実が表示されます。
どうすればいいのか、が表示されても、その人に伝えることができなければ、何n意味もありません。
実際に、いろいろなことを鑑定盤で示してくれます。
干支九星の鑑定盤の神秘を、毎回感じる処です。
有名人のことを鑑定すると、自分の勉強になります。
西洋占星術との大きな違い
干支九星を含めて、東洋の占術は、西洋のものとは相当に違います。
その違いはたくさんありますが、まず情報が公開されにくいという状況です。
西洋の占星術の場合には、数千年のもわたって、チャートが残されているそうです。
そうしますと、誰の眼にも明らかな事柄も多く、それこそ多くの人の批判にさらされて進歩してきています。
それに反して、東洋の方は、たとえば自分の得卦や、鑑定時間、鑑定内容をすべてさらすことはほとんどありません。
特に失敗した事例を出すことは、ーー講義では述べておりますがーー自分の含めて少ないでしょう。
それに、東洋の場合には物事の本質に迫りすぎる部分も多く、天機という考え方がどこかにあるのも原因の一つだと思われます。
干支九星の思想と技術の比重
干支九星でもそうですが、つい技術の習得ばかりを第一と考えてしまいがちです。
もちろんそれは大切なことであり、当然身に着けるべきものです。
ところが、ある程度まで行くと応用が必要になりますが、その時に思想というか考え方の基礎がしっかりしていませんと、応用が利きません。
どうしてそうなるのか、という理解が根底にないと、わからずに、誰かに教えてもらおうということになってしまいます。
しかし実際には、鑑定をしているときに、教えてくれる人はおらず、自分で切り開くしかありません。
太陽と地球の関係なのか、地球だけの問題なのか、いろいろと押さえておく必要のあるものがたくさんあります。
九星の事象一覧も手放せません。