干支九星を含め、占いをするのは、根本は人助けをするためです。
そのためには、基本を押さえた上で、向上心をもって勉強しなくてはなりません。
ところが、基本さえ学ばずにお客をとって、話術だか何だかで評判がいい占い師さんがいるのだそうです。
それは非常に恐ろしいことです。
占いというのは、どんなものであれ刃物のようなものです。
そのメスでもって、お客さんの患部を切り取ることもできます。
しかしその使い方が不十分ならば、相手を傷つけるだけでなく、自分も傷つけます。
占いをして、ますます罪を作ることになります。
そういう考え方の人は、そもそも「罪」などという概念は最初からないのでしょう。
常に、罪を作っていないかという自省に、心を砕いています。