干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

チベットにおいても

 日本には、中国からの易経の影響で、筮竹をさばいたり、サイコロを振ったりする占いがありますが、チベットにも同じようなことがあります。
 というより、日本の場合には、おみくじという形でできましたし、中国の仏教でも同様なのですが、チベットではむしろ僧侶がこのサイコロの解釈について熱心でありました。
 ちべっち人は、何か迷いがある場合には、サイコロをふって将来にアドバイスをもらえる僧侶の所にいって、決断をします。生活の一部として入っているのかもしれません。
 しかしそれは庶民だけではなくて、実は僧侶自身もこの代々受け継がれてきたサイコロでもって自分の将来を決めることがあります。そしてそれはとても重要な意味あいがあるのです。