干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

繁昌している店

 家の近くに、新しい中華料理屋さんができました。
 中年のご夫婦がなさっている店です。
 最初はなかなか認知されずにいましたが、最近は待ち時間が長くなるくらい、お客さんが来るようになりました。
 ではどうして、繁昌するようになったのか。
 そのご夫婦の年も、来られた方角も知りません。
 しかし見ておりますと、ご夫婦が支え合って、足りない所を補っているようにお客さんたちからは見えるのです。
 実はこれが、繁昌の秘訣です。

離婚すべきか

 習俗や風習、社会通念や常識は、時代とともに変化いたします。
 最近、本当に増えてきたのが離婚の相談です。
 離婚はすべきではない、という通念の時代があり、それが最近劇的に変化しています。
 夫婦の三分の一が離婚するという時代ですから、それはそうでしょう。
 ですからご相談に来られた方へのお答えで、昔はなるべく離婚しないような基準でお話をしておりましたが、最近は変えてきています。
 ただし、その根本原因としてよくあるのが、欲にまみれた唯物的思考です。

惑星直列という

 この数日間、惑星が一直線に並んで見えるのだそうです。
 正確な時期はよく知りませんが、干支九星的に見ましても、特徴のある時期なのです。
 夏至が21日にありました。そして小暑が7月7日です。
 6月節の中入りから次の節入りまでの時間が、この時期です。
 こうして見てまいりますと、今月の星である6白の事象と、それにかかわる様々な事象が出てきているように見えます。
 ともかく、七夕の時期までに心を鎮め、心を広げるべきです。

今年の特徴

 今年は5黄の年です。
 ですから、5黄の事象である、災害とか、ごたつきとか、霊的問題とか、ガンとか、様々まよくないことが起こりがちであるといわれます。
 というと、一年間ずっと心配し通しで、気持ちの休まる日がないことになります。
 が、特に注意する日というのがあります。
 通常、5黄の年は5黄の月を注意すべし、という教えがありますが、実は5黄の日も注意すべきなのです。
 月が5黄でなくても、どうも5黄の悪い事象が出やすいようです。

6月で40度

 今日は暑かったです。
 まだ6月ですのに、最高気温が40度を超えた地域もあったようです。
 こちらも相当な暑さがありまして、日中は外に出にくいほどでした。
 ではこの熱の原因は何か。
 干支九星からしまして、いくつかの観点から言うことができますが、一つには、今月は丙午の月です。
 昔から丙午の子が生まれると、火事になりやすいというような迷信がありました。
 そこにはやはり、火が連想されています。
 ですから、丙午年の出生率は少ないのです。

家にある癖

 生まれた家、小さい頃に住んだ家というのは、なかなか忘れないものです。
 大きくなってから、自分で家を選ぶ場合にも、ついそれと同じような家を選んでしまうものです。
 家には家相があります。
 その最初の家相の影響を受けているという、証あのでしょう。
 しかし家の方にも、入ってくる住人には同じような傾向の人が入ってきます。
 その家に住む人は、必ず胃腸を悪くするとか、必ず出世するとか、そいういうことです。
 それこそが、本当の家癖です。

悪い方位は悪いが

 干支九星においては、九星だけの見方とは違う部分があります。
 が、多くの部分で同じ星を使う場合があります。
 例えば、暗剣殺や五黄殺、破れなどは、悪い星として考えます。
 九星においては、すべて暗剣殺、五黄殺、破は悪いとしますが、干支九星においては、その程度を言います。
 最悪の暗剣殺とか、中程度の暗剣殺とか、そういう意味です。
 ではそんなに影響がない暗剣殺を使うのかといえば、そうではありません。
 悪いものは悪いので、使いません。