干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

半分の原理

 世の中を半分に分けようとする思想の一つが、いわゆる中国の陰陽思想です。
 その考えは、東洋占術の場合には、最も大切な原理です。
 とすると、私たちの生活は、すべて陰陽に分けられるのですから、そういう視点で見なくてはなりません。
 一日で考えれば昼と夜がありますし、一年で考えれば陽遁と陰遁があります。
 では一月の間ではどうなのか。
 一年とは言っても、単純に陽陰遁だけでいいのか。
 陰暦の場合にはどうなるのか。
 もっと大きな単位ではどうなるのか、疑問は尽きません。