干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

宿命論者の矛盾

 四柱推命紫微斗数などの、いわゆる宿命論を奉じている方々は、必ず運命は変えられるといいます。
 占術で出てくる結果というのは、人生の誕生のときのものであって、努力によっても変わるし、環境によっても変わるというのです。
 その変わるということに、当然、賛同いたします。
 しかし、細かい占術になりますと、細かい人間関係やら、収入の状態やらを当てることに力を使って、変えることは二の次になっています。
 占術それ自身に、矛盾を抱えてしまっています。
 細かいことを当てることへの魅力は常にありますが、変えることを主眼にすれば、多少おおらかであってもいいと思います。