干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

理論通りにはいかない

 鑑定をしているときは言うまでもなく、方位をとる場合、理解できない部分がたくさんあります。
 『郭氏元経』という教科書があるではないか、という意見は絶対ではありません。
 そもそも元経は、無理をして9×9=81章にしてありますし、時代も違います。
 今のように、忙しく時代が動いている時代ではなくて、古代の時間であれば、おそらく正しいものであるでしょう。
 しかしながら現在の、しかも日本において元経が通用すると、誰が決めたのでしょう。
 当時なかった様々な要素を組み入れ、実証し、そして確認をしたうえで、初めて方位が取れるものだと思います。