干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

関係は五つのみ

 中国の思想の基礎の一つが、五行思想です。
 ですから、関係を考える場合には、自分を含めて六項を考えます。
 自分を置いておいて、自分が生じるもの、自分を生じるもの、自分が剋すもの、自分を剋すもの、それに自分と同類のものです。
 自分と同類のものの場合には、比肩といって、衝突してくるような場合もありますが、同類ですので、元気づけることにもなります。
 以上の五つの関係を、あれこれと名前を付けて考察しているわけです。
 しかしこの五つ以上のものはありませんし、あったとしても、干支九星においては必要ありません。