干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

先祖の余徳の量

 知人で、理屈は上手でも実行の乏しい人がいます。
 この手の人は、ある意味、周りを振り回してしまう傾向にあります。
 その理屈を武器にすれば、回りの尊敬を集めると思われますが、そうではありません。
 かといって、嫌われてはいません。
 どうしてかを探って参りますと、その方の先祖が、随分な徳を積んだようなのです。
 そのために、自分のやりたいように生きていることができるのです。
 しかし残念ながら、子孫の方に問題が生じてしまっています。
 先祖の余徳をその人の代で、食いつくしてしまう、という説明でいいのではないかと思います。