干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

十年寝かせる意味

 例えば、通称気学の説であっても、いろいろなものがあります。
 それらは、伝承されてきたものや、発見されて発表されたものもあるでしょう。 
 そしてそれらが、本に書かれている場合には、望月先生は、すぐにでも公表されていました。
 ところが、まだ先人が発表されていない説は、ほとんど述べられませんでした。
 あるいは、最低でも十年寝かせて、確認したものだけを公表されていました。
 その理由は、新説に対する十分な配慮というだけでは思えないのです。
 そこには、目に見えない何かの理由があったものと想像されます。