干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

仏像と人相

 私たちが人相などを見る場合に、仏像の顔と似ているかどうか、という視点があります。
 仏像といっても多数ありますから、一概に言えませんが、見方としては面白いものです。
 昔の本を読んでいましたら、高村光雲仏師の話がありました。
 ある仏像掘りが布袋様の仏像を彫って、仏師に見せたところ、一瞥して不満足そうであったと。
 それから研究をして、もう一度見せたら、満足していたという話です。
 布袋様というと、あちらでは弥勒様ともいいますが、お腹の大きいのが特徴です。
 しかしお腹が大きいだけではなくて、おへそが大切なのだという意味のことが書いてありました。
 人相というか体相ですが、大切な部分ですね。