干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

九星の生剋で見る相性

 干支を入れずに、九星だけで相性を見る方法があるようです。
 例えば、1白の人と9紫の人は相性が悪いとか、あるいは、1白の人と6白の人は相性が悪くないというような場合です。
 1白と人と9紫の人の相性が悪いというのは、あまりにも短絡すぎるでしょう。
 普通に考えて、1白は全人口の9分の1,9紫も同じ人数だけいて、その人たちはすべて相性が悪いとは到底思えないです。
 この件については、昭和初期から、疑問が出されていましたし、実際には、江戸時代ころからでも、それはおかしいと思われていたことでしょう。
 人間の相性とかいうものは、もっと複雑であり、微妙なものです。