干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

易と考え方

 干支九星の依拠している易の思想は、古代の中国人の思想が入っています。
 彼らの思想が反映しているわけです。
 その思想は、深く人間考察に基づいたものが多いですが、疑問な箇所もあります。
 それは現代のわれわれから見た思想だからでしょう。
 その現代的視点とは別に、宗教的な思想を入れて考えた場合にはどうなのか。
 例えば因果応報にしても、原因から結果が生じるまでの時間は、それぞれ考え方がありますし、そもそも因果を重要視しない思想もあります。
 どの宗教を信じるか、によって易経の評価は変わるのでしょうが、思想背景を知っていて損はありません。