干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

地域と事象の違い

 つくづく私たちは、東洋の思想に基づいているものであると実感します。
 その根底には、東洋独特の、干支九星でいうならば、古代中国人の考えた世界観そのものがあることを知ります。
 たとえば、火というものを考えますに、九星では9紫です。
 火そのものは、燃えるとか、明らかにするとか、離れるとかいろいろな意味があります。
 それに対して西洋においては、浄化するとか、支配するというような意味があるそうです。
 同じものをみていながら、西洋と東洋とでは違う表現となります。
 そういう意味において、西洋の占星術がどこまで日本人に当てはまるのか、まだ自分には全く不明ですし、東洋の思想を扱うことしか恐ろしくてできません。