干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

お客を前に考える時間

 占い師さんたちは、お客さんを前にして、どれだけ時間をとれるでしょうか。
 時間で料金が変わる体系の場合ですと、なるべく早く答えを出すのが礼儀、と考えるのが人情かもしれません。
 プラスとマイナスがはっきりしている場合には、そう難しく考えなくても答えがでることが多いです。
 しかし内容が複雑であったり、こちらが不利の場合にはそうはいきません。
 その時には、全神経を使って打開策を考えます。そんなときには、どれくらい時間がかかるかわかりません。時間のことなどを考えている余裕はありません。
 そういう易者には、時間制に慣れているお客さんは来ませんし、沈黙の時間が流れます。
 このスタイルは、易者を名乗る限り、どうあっても変えられません。