干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

絵画をみる

 バカな話ですが、鑑定に迷い、壁にぶち当たりますと、芸術に触れます。
 私たちの相手にしているのは、人間ですから、人間の本質に迫った芸術に触れることによって触発されます。
 干支九星と芸術とは、全く違うもののようですが、人間の本質に、掛け値なしで迫るという点で共通しています。
 クラシックも昔はよく聞きましたが、最近は美術館に行きます。
 絵画を見て、死ぬまで芸術家たちが追い求めたものを、追体験するつもりになります。
 一瞬、絵の前に立つと、そちらの世界が見えます。
 なぞっただけでなく、何かを描き込んだ、そこに魂さえも引き込む、命のエキスに触れます。
 一流のものは、結果的に人間を命の本質に近づけます。