望月先生は、生前中、見ぬこと清しとよく話されておりました。
そこには見ない方がよかったなあ、という気持ちが込められているように思います。
何を見ない方がいいのかは、おそらく人間の心のきたない部分であったろうと推察されます。
あるいは人間の心はこうあってほしいという、願望もあったことでしょう。
この言葉を何回か耳にしました。
自分の体験や実践など、先生のものと比べようもありませんが、その言葉を実感することがありました。
いや人間の本質というものはそういうものであろう、と自分を納得させている昨今です。