干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

見ぬこと清しと

 望月先生は、生前中、見ぬこと清しとよく話されておりました。
 そこには見ない方がよかったなあ、という気持ちが込められているように思います。
 何を見ない方がいいのかは、おそらく人間の心のきたない部分であったろうと推察されます。
 あるいは人間の心はこうあってほしいという、願望もあったことでしょう。
 この言葉を何回か耳にしました。
 自分の体験や実践など、先生のものと比べようもありませんが、その言葉を実感することがありました。
 いや人間の本質というものはそういうものであろう、と自分を納得させている昨今です。