干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

同じことがらを示すにしても

 一つの事象を表現するのに、占術の違いによって、様々なものがあります。
 たとえば、母だとすると、四柱ですと偏官印綬だと思いますが、九星ですと二黒となります。
 妻を示すのに、四柱ですと偏財正財でしょうが、九星ですと、はやり同じ二黒となります。
 このように、同じ中国の占術にしても、思想が同じようにみえて、実は違っているものもあります。
 それが相生相剋によって導かれたものと、そうでないものとの違いであるということはできますが、いざ実践になりますと、頭を抱えるおともあります。
 漠然としたお話ではありますが、一度は考えてみるのもいいと思います。