干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

易を続けるモチベーション

 一度、すべて捨てたことがあります。
 自分には無理だと思って、それまで手元にあった資料をすべて廃棄しました。
 それは一つの必要な壁だったのかもしれません。
 もちろん今も多くの壁に囲まれていますが、全く興味を失った、というより、自分には全く無理だと思ったのです。
 しかし恥ずかしながら戻ってきました。
 それはこの干支九星を含めた易が、実は近道だったからです。
 神が見捨てたのでなく、自分から神を見捨てたのだ、という宗教をやめる理由と同じ状況が自分にもありました。
 そこから、ともかくも心に方向を定め、壁を壊す作業を再開したのです。