干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

改名して変化なし

 ある宗教家に言われて、改名したという人の名前を拝見しました。
 文字の意味からすると、確かに宗教を信じる者としてふさわしい名前のように見えました。
 しかし因縁というか、業の部分を見るとどうも疑問の点が多いです。
 ある部分は因縁が減っていますが、ある部分は増えています。
 苗字を変えるわけではありませんので、制限されるのはわかりますが、計算すればプラスマイナスでゼロになったようなものです。
 結局は改名しても、因縁の点数という点では変化なしということでしょう。
 そして面白いことに、どの因縁がかかわるかは、その名前をつけたという宗教家の思想が繁栄されているようにも見えるのです。
 信者さんならそれでいいのでしょうが、業という視点からいうと疑問の残る改名でした。