いわゆる限界集落と言われる地区では、土地柄として、先祖を大切にする風習の地区が多いものでしょう。
しかし人口減少によって、どんどん衰退していってしまう。
とすると、墓を大切にする土地であっても弱くなるなら、先祖参りは大切ではないのか、という疑問が起きます。
ここで面白いことがありまして、こういう限界集落の人の多くが、墓を改修しているのです。
古いままだと格好が悪いというので、何かしらかの手直しをしています。
枠を新しくしたり、墓そのものを直す場合もあります。
どうもここに原因がありそうです。
本当に先祖様を考えての改修なのか、見栄のためなのか。
そう考えると、衰退すべくして衰退する地区ともいえます。