干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

土地の衰退と墓相

 いわゆる限界集落と言われる地区では、土地柄として、先祖を大切にする風習の地区が多いものでしょう。
 しかし人口減少によって、どんどん衰退していってしまう。
 とすると、墓を大切にする土地であっても弱くなるなら、先祖参りは大切ではないのか、という疑問が起きます。
 ここで面白いことがありまして、こういう限界集落の人の多くが、墓を改修しているのです。
 古いままだと格好が悪いというので、何かしらかの手直しをしています。
 枠を新しくしたり、墓そのものを直す場合もあります。
 どうもここに原因がありそうです。
 本当に先祖様を考えての改修なのか、見栄のためなのか。
 そう考えると、衰退すべくして衰退する地区ともいえます。