干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

巨神の手の内

 世界の各地は、巨大な神が分裂してこの世界が作られたという神話が残されています。
 たとえば、北欧ではイミルという神が分裂してこの世の中になったといい、インドではプルシャという神が、この世界の元になったといいます。
 そして中国では盤古という神が、はやりこの世界ができる元になったといいますが、この盤古という神は、出口王仁三郎の「霊界物語」にも出てきます。
 そしてこの盤古大神が胸の前で、両手の中に持っているものがあります。
 それが太極です。
 中国では、世界が巨神の分裂によってつくられたという神話を作ったとしても、太極は忘れることなく、その中心に据え置いて重要視していたのです。
 あるいは私たちのしている易もすべて、神の手の内ということなのかもしれません。