干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

通用しないのではなく凶ではない

 東アジアには、中国で生まれた五行思想が相当通用します。
 ではそれ以外の世界の国ではどうなのか。
 これこそが、民族性や風習、習慣にかかわることだと思われます。
 たとえば、中国では男子が生まれて育つことが大切だと考えますが、夫婦は夫婦、子供は子供と独立したものと考える民族もあります。
 とすると中国では凶のことが、その国では吉凶なしという判断になります。
 当然事象としてはどこの国でも同じように出るはずですが、吉凶の解釈がまるで違ってしまうわけです。