干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

干支九星とは

 干支九星とは、九星で使用する一白、二黒、三碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫に、十干十二支を重ね合わせたものです。
 九星は今年ですと九紫で、来年は八白というように数字が減ってまいります。
 それに、十干はとりあえず省略するとして、十二支は今年ですと戌年ですから今年は戌九紫、来年は亥年ですから亥八白の年というようになります。
 九星の九つと、十二支の十二の最小公倍数は、三十六ですので、三十六の組み合わせになります。
 例えば九紫年の生まれの人ですと、丑九紫、辰九紫、未九紫、戌九紫と四種類が考えられます。
 今世間で流行している九紫は一種類ですが、干支九星ですと四種類あります。
 ですから、私たち干支九星を使用する者は、「丑九紫生まれ」とか「未九紫生まれ」とか区別をして、九星を分類するのです。
 そして、この分類をしない限り、正しい方位を取ることも難しくなるうえ、また鑑定をする場合でも、確率が落ちることになります。
 答えが出やすい干支九星を知った者は、二度と九星だけの世界には戻れないのです。
 奇をてらって、あるいは目新しいことで売り出そうというのでは決してないのです。
 本当の開運は、この干支九星を使用することが不可欠なのです。