干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

鑑定盤のミステリー

 鑑定盤を立てる場合には、刻で見ますので、二時間の範囲があります。
 お客さんが予約をされて、つい時間があるときなどは、お客さんが来るであろう時間を想定して、鑑定盤を書いてしまうことがあります。
 書くといっても、判断するでなく、先方さんの星もわかりませんので、細かいことは見ないつもりでいます。
 ところがです。そういう時に限って、お客さんが用事ができてこられなくなったとか、遅れてきて、刻が変わってしまうとか、前もってかいていた盤とまったく違ったことになってしまいます。
 それが、鑑定とはそういうものなのだと割り切るか、易神の戒めか、何かはわかりません。
 しかし毎回同じようなことが起こりますと、不思議というよりも呆れてしまいます。
 逆に考えると、鑑定盤を手書きで書くということがいかに重要かということが知られると思います。