干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

努力した先人

 私たちは、先人の書いた本を読みます。
 それはその場所からスタートできるからです。
 しかし実際には、その書いてある内容を理解することをしなくてはなりません。その間に自然に実力がついていくものです。
 そしていろいろな記述を見ますと、当たり前のことのようなことも書かれています。
 というのは、いろいろな経験や実占をして、結局は当たり前のことに戻ったということなのでしょう。
 当たり前のことというのは、一つの道を究めるということでもあるでしょう。
 これはこの占い、これはこの占いといって、さまざまな手を使う人もいますが、レベルにもよります。
 一つの占いを究めれば、自然の他のものも会得できるように感じられます。
 そして先人たちは、その一つを究めようとして努力をし、その姿が本の中に出ているのです。