鑑定は技術ではありません。もちろん技術の面はありますが、鑑定術の術の字は、技術の術ではありません。
大変に技術の優れている方もおいでになります。驚く程早く、盤を立て、きれいに書ける人もいます。
それは素晴らしいことですが、それが鑑定であると勘違いをしている方もいるようです。
鑑定者の心根がよくないと、真実は見えないと思います。それは誰にだって欲はあります。その程度であると思います。あまりに人間的に問題がある人は鑑定してはいけない、と思っていました。
しかしそうではないとわかったのです。結局は、見えないのです。それがわかりました。
だから、あまり心配しないでお話をするようになりました。
秘伝だ何だと言っている限りは、何も見えないのでしょうね。