易というものは、中国人の人生観なり世界観に基づいて書かれております。
仁田丸久先生は、鬼神の手によるというお話を書かれておりますが、それでも根底にあるのは思想です。
そもそも世界をどうして八方位に分けなくてはならないのか、どうして男女に分かれて、それぞれ年代別になっているのか。
天子の学問のしてあったものを、我々が扱っていいのか、扱う場合にはどのような注意点があるのか、いろいろ疑問が広がります。
しかし根本にあるのは、中国の思想であり、君子学なのだと思います。それを踏まえた上で実践に入らなくてはなりません。
だから結構この道も、簡単ではないのだと思います。苦労して当然です。