干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

中国人の思想

 易というものは、中国人の人生観なり世界観に基づいて書かれております。
 仁田丸久先生は、鬼神の手によるというお話を書かれておりますが、それでも根底にあるのは思想です。
 そもそも世界をどうして八方位に分けなくてはならないのか、どうして男女に分かれて、それぞれ年代別になっているのか。
 天子の学問のしてあったものを、我々が扱っていいのか、扱う場合にはどのような注意点があるのか、いろいろ疑問が広がります。
 しかし根本にあるのは、中国の思想であり、君子学なのだと思います。それを踏まえた上で実践に入らなくてはなりません。
 だから結構この道も、簡単ではないのだと思います。苦労して当然です。