干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

人知と天機

 人間が神にはなれません。しかし神がどのようにして自然を運航させ、宇宙が成り立っているのか、それを解明しようという努力が、西洋における自然科学の発展になりました。
 東洋、特に中国においては、自然科学の中に神を見るのではなくて、天才と呼ばれている人たちが、自然の法則そのものを哲学として見出し、そこに原理をつけ、実地に証明して易を発展させてきました。

 その天才が、天の機密に迫ろうとして残してもらった書物があります。それは私たちの観点からすれば、世界遺産にも匹敵するものです。
 あとはそれをどう応用していくかという問題になります。
 どちらにしても、もう少し精度を上げないといけません。