干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

空亡への誤解

 生まれた日の干支でもって、表面化していない十二支の二つを特に空亡と呼ぶ人たちがいます。
 あるいはその前の十二支を、あるいはその後に十二支を加えて、三つを凶運気とする人もいます。
 たしかにそれは大切な時期、旬空であるとは思いますが、それは一部分であって、全体ではありません。
 何故ならば、生まれた年も、生まれた月も考慮されていないからです。

 簡単に計算が出せて比較的わかりやすので、日本人は飛び付きますが、こういった一部分にとらわれていますと、全体の運気を見失うことになります。