干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

自分を美化する

 易者と言われている人、あるいは霊能者と言われている人の本を読むことがあります。
 そうすると必ずといっていいほど、体験談が書かれています。
 自分はこの先生に出会って救われた、こんなことがあった、と書いてあって、読者の多くは信じてしまうでしょう。

 実際そういうことがあったのだと思います。しかしそれがすべてではないのは事実です。
 必ず失敗談があるはずです。
 それを書いてこそ本物の人。成功話、ご利益話だけを書いている本は信用できません。そんなことが実際にあるはずないからです。
 自分を美化する人は、うそをついている人と変わりありません。