干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

徳と不幸

 ある偉大な僧侶に関する絵を書き続けている人がいます。
 その人は、僧侶の足跡をたどって中国にまで行き、絵にしているという人です。

 しかしその人は、病気にかかり、そして身うちの方も病気になり、とても不幸な状況におります。

 一般的に、僧侶の徳を世に出す行為をしているならば、不幸になるのはおかしい、と考えます。
 その通りだと思います。必ず徳を積んでいると思います。
 しかし不幸だと。

 ということは、その徳さえも打ち消して不幸にしていく要因が別にあるということですね。