干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

師走とはいいますが

 昔の中国の本を読んでいて注意すべき点があります。それは月の呼び名です。

 呼び名といっても十二月を師走というとか、そういうことではありません。
 今使用している月と昔の月とが異なる、一か月ずれるということです。

 どういうことかといいますと、一月と書いてある場合には、それは今でいう二月を意味します。寅月ですね。以降二月というのは今の三月、という具合になります。

 ですから今月は十二月ですが、十一月ということになります。基本的なことですが、干支九星は月盤が急所ですので、ご注意いただきたいと思います。