干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

相と本質

人間を表示するのに、人相や手相などの相があります。 これは外面に出てきている姿をみて、その人の性質やら運命などを見るものです。 では、その外面に出ている相を変えることによって、運命が変わるのでしょうか。 そういう方法があると聞いたこともありま…

三角にする

先生の本に、三合法について書いてあるものが多いです。 三合というのは、十二支における三合会局のことを意味しますが、方位を取る場合には、一方位45度の八方位の三合を使う事です。 これが基本的に大切であるからこそ、本のタイトルにもされたのでしょ…

180年の思考

干支と九星の組み合せの場合には、180年のリズムが見られます。 ということは今、180年前と同じようなことが起こっている、という結論になります。 しかし実際はそんなことは起こっていないとして、更にその長期のリズム感を入れる思想もあります。 と…

おもしろい世界

この世界は面白いものだと、つくづくと思います。 そもそも国家とか、どことかの公認とか資格を必要としませんし、試験もありません。 世間的にも珍しい業界です。 2,3冊本を読んだだけで、お客さんの鑑定をすることだってできます。 かと思えば、昔の易…

気を取るとは

幼稚園の先生は、いつまでたっても若く見えるという話があります。 それは若い、というより幼子を相手にしているからである、ということです。 ですから、本当に最初のお砂取りは幼稚園の砂場の土と言われていたものです。 まあ、今では絶対に無理なことです…

新しいアプローチ

人間は安心したい動物なのでしょう。 何か一つをやり遂げると、もうこのままでいいと思ってしまいがちです。 特に年齢を重ねて参りますと、脳の活動が落ちるためでしょうか、なかなか新しいことを受け入れようという気になれません。 この年齢になって、全く…

易を必須とした方が

干支を含めても実際はそうなのですが、九星を使う場合には、易を勉強しておくと役に立ちます。 役に立つというより、本当は必須なものとしてもよろしいでしょう。 それは九星盤から易を立てるという意味あいもありますが、むしろ九星の事象の考えかたを学ぶ…

立場をわきまえる

どんな易占にしても霊術にしても、最初に発見されたり神授された方はすごい人だと思います。 かつ、それを次の人に伝えたり書き残したりすのは、更にご苦労あることだと思われます。 それを公表されるのをいやがるモノが、邪魔するからです。 おそらく干支九…

気づきのパターン

親子にしても夫婦にしても、深い関係をもった人間同士で、この世の勉強をさせられることがあります。 その場合に、全く合わない星なので距離を置くことによって、相手からの影響を避けられながら学ぶパターンもあります。 他方、同じような星であって、一緒…

話を間違う

普通の話をしている場合と、開運の話をしている場合には違いがあります。 これは先生の本を見てもわかります。 先生の本では、ある場合にはAと書いていあり、ある場合には逆にBと書いてあることがあります。 一体それはどちらなのか、聞ける場合もありますが…

最終的には

右に行くか左に行くか、ということを悩んでこられる方もたくさんおられます。 しかしもっとシリアスに、根本的に運を変えたいという人もおられます。 こちらの方が、より気を使いますし、時間もかかります。 で結局の目標は、その人の運を変えることなのです…

ふとしたこと

もっとも簡単はことが解明できていないがために、すごい遠回りをすることがあります。 例えば九星の傾斜法でいえば、最初にこの傾斜法を見つける前までは、生年月の九星を二並べて、どう解釈したらいいか、先人は相当悩んだのだと思います。 それがふと、年…

大切な鑑定盤

何をおいても鑑定盤ば大切です。 その時のお客さんの様子だけでなく、過去どうであったかもそうですし、将来のことも暗示しています。 また、お客さんが一つの話題について、何回も聞いてくることがあります。 とすると、二回目以降の盤はどうなるのか、一番…

年筮を立てる時期

いつも周易で冬至易を立てます。 去年の冬至にも、この一年の日本の運として易を立てました。 すると一部部分に、地震とも見えるような箇所がありました。 それで結局1月1日の地震を示していたともいえるのですが、年開けにはいつも、別の形の易も立てます…

数字の取り方

私たちは九星で数字を使いますが、実際の鑑定で使う数字はまた別の場合があります。 例えば、1白の日ですと単純に1という数字が動く場合もありますが、水を示す1と6という数字が動く場合もあります。 また易卦からみた数字を使う場合もあります。 として…

拝み屋さんと易

人様を良くしようとして、昔の人はいろいろと考えました。 一番わかりやすいのが、昔の拝み屋さんです。 彼らは、信者さんのためにお祈りをして、様々なおまじないをして、それで満足していたかというと、そうではないのです。 必ずといっていいほど、易をさ…

事象を取る難しさ

今までに多くの九星や気学の本が出版されています。 それらを見ますと、必ず事象篇というのが付いていまして、多くは1白から9紫までが一覧として出ています。 ところがなのですが、その九星の事象が本によって全く違うのです。 よく見ますと、あきらかにこ…

一年の計

元旦の昼頃、知人から「今日は何十年に一度によい日であることを知っているか」と言われたので知らないと答えますと、あきれ顔をされました。 一粒万倍日とか何とかが重なるのだそうです。 しかし、能登半島で大きな地震が起きてしまいました。 一分でも早い…

浅い歴史だが

干支九星は、そう歴史が古くはありません。 歴史という点だけでいえば、周易は古いものであり、蓄積がたくさんあります。 また周易のよい点は、秘伝だといって隠すことが少ないことです。 あくまでも基礎を学んだ上に実力をつけて、そして鑑定で勝負するとい…

応用ができるようになる

鑑定をうまくなるコツは、と聞かれることがあります。 まず基本を教えてもらうことです。これだけは外せません。 そしたら次は、自分自身で悩むことです。 人様から教えられたことをそのまま使って、それは当たる部分もあるでしょうが、最後になると行き詰り…

先に易神ありき

易神のことについては、何度も語られてきています。 その易神と普通の神とは違うのか、とかいう話は全く不明です。 ですが易神は、当然おいでになるという前提で話が進みます。 易神が盤を支配しているとするならば、私たちは盤を見るのですが、それは易神を…

年代順に読む

人生が何年あるか人それぞれですが、誰でも人生の最初に考えていたことと、最後の方で考えていたことは違います。 これは、易関係をなさっている人も同じであろうと思うのです。 ですから、ある方の勉強を書籍を通じて勉強しようという場合には、まずその人…

三つのグループ

九星は、星が九つありますが、グループでは三つに分けられます。 1白4緑7赤と、2黒5黄8白と、3碧6白9紫です。 どうしてそうなのかと言いますと、年盤でいえば同じ十二支のグループと重なるのです。 すなわち1白のグループは子卯午酉、2黒のグルー…

想像される状況

私たちの見ている鑑定盤は、実は非常に狭い範囲のものです。 ところが本来鑑定は、もっと広く、もっと深いものであると思います。 それは一重に、私たちの鑑定に対する実力不足でしかありません。 まずそこの解消から始めるべきです。 秘伝や何やらなどがあ…

福星用法と花買い

花を特定の時間に、特定の方角から買ってきて飾ることによって開運しようというのが、花買い法というものです。 ですが最初に先生は、福星用法という名前を付けておりました。 それは花買い法と違うのかというと、実はよくわかりませんが、福星用法にはいく…

最初の占い

最初に勉強した占いは、その人に影響を及ぼします。 四柱推命にしろ、気学にしろ、その人が占いなるものに関心をもったものが、その人の占いに対する方向性を決めます。 一つのものをマスターして次のものを得ようとするならば、それはそれでいいでしょう。 …

事象を変える

鑑定にしても何にしても、九星で出る場合には、必ず事象があります。 十二支がなあい場合には、特にそうです。 そしてその九星の事象というのは、様々な意味に取れます。 逆にいえば、その事象をどうするかということで何とかしようという問題でもあります。…

鑑定のコツ

鑑定をする場合に気を付けているのは、内容をそのまま読むことです。 まず何を知りたいのかを聞いたあと、それからは盤をにらみまして、どこにポイントがあるかを調べます。 それから細かく入っていくわけですが、もちろん細かい箇所で不明なことは質問をし…

星占いにあらず

干支九星は、星占いではありません。 西洋占星術の何座生まれというのが認知されていますので、どうしても〇〇座というイメージから星が連想されます。 ですから、同じ占いなので、干支九星も星占いだろうと想像される方も多いでしょう。 しかし実際には、基…

遺伝の説明

星は遺伝するといいます。 ではその遺伝というのを、どのように見たらいいのでしょうか。 例えば8白の親からは、8白の子供が生まれるというのが遺伝ではありません。 両親どちらかの星と同じ、というのでもありません。 そういう考えですと、非常に限定さ…