干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

複数の解決策

問題を解決しようとしてご相談を受けますときに、私たちの頭の中にはいくつかの選択肢が出てきます。 たとえば、山ぐずれで道をふさがれてしまった集落の人が、どの道を迂回して里に出ようかと考えるようなものです。 簡単な道もあるかもしれませんし、難し…

名人でも有名でなくても

占い師さんで、なるべく名前が知られたいという人がいるようです。 目的は、お客さんを増やすということなのでしょうか。 それならある程度わからないではないですが、それ以外の目的なら意味がわかりません。 私たちは、目の前にきたお客さんに、誠意をもっ…

理論はどこまで

この世界の勉強をしますのに、学校で教えてもらったような方法でしようとする方もいますが、少し違います。 確かに、基本的な部分は頭で理解しなくてはなりませんが、それだけでは難しいのです。 といいますのは、人生は机の上で理解することは不可能だから…

方位と瞑想

知人で方位取りも瞑想もやる人がいます。 その人は、方位を使ってお母さんの病気を治した人でした。 その人は、瞑想こそが最高の修行と考えていますが、なぜ方位を使うのかということにつて質問してみました。 そうすると、「方位を使わない瞑想家は、悪い方…

寒暖の差

最近は気温の変化が激しいです。 つい数日前は夏日になっていましたが、昨日や今日などは、うすいコートを着ているような人もいました。 また一日の気温の差も大きく、最大で17度とかの差がある地方もあったようです。 こうなると、もともと弱い人などは体…

繰り返す歴史

今回の地方自治体の選挙ではありませんが、いろいろな事実が、様々な面を教えてくれています。 一番よく現れるのは、区庁舎、市庁舎です。 この影響によって、選挙の結果も左右するようです。 家相の影響が出て、次にふさわしい人を呼ぶようになるのです。 …

九星と干支と

私たちが使用している九星と、干支とは当然違ったものです。 干支は、卯年生まれとかでなじみがありますが、九星はそこまで普及しているとは思えません。 しかし私たちの干支九星は、基本は九星を中心として盤を作ります。 その盤を作ったあとで、干支も加味…

学問の弊害

学者というのは、頭でっかちとか言われますが、先生もお嫌いでした。 ところが世の人は、学者が言うのだからといって、盲目的に信じてしまう傾向があります。 実際に学問だけでは優れていても、大半の学者は生きる真実を知らない人が多いものです。 学者の家…

基本的に善悪表

私たちが鑑定をしていく上で、どうしても問題になるのは、袁了凡の『陰騭録』です。 運の悪かった人が、悪行をやめ善行を行うことによって、運命を変えたという実行録だからです。 具体的に、運が悪い人を開運させる方法とうことになります。 善悪それぞれに…

お金をどうするか

ご相談の多くの部分をしめるのが、お金に関するトラブルです。 お金を取り合って、少しでも自分のものにしたいという欲望があります。 ではそのお金、どうするのですか。 何かを買いたいものがあるなら、まあいいでしょう。 ないのに、ただ集めたいだけでお…

実行が先

理論は確かにあります。 しかしそれはそれで、まず自分で動いて体験してみるしかありません。 その記述が間違っているのか、現代では通じないのか、あるいは別の解釈ができるのか、いろいろな可能性が出るはずです。 その中から、どこに着目するかは、実行し…

色の鑑定

九星によって色を見ることもあります。 9紫でしたならば、火を連想しますので赤という色が出て参ります。 しかしそもそも7赤には、赤という字が入っていますので7赤も赤という事象を取るわけです。 緑も同じように、新緑の今の時期を連想しますので、木気…

占いの区別は二つ

占いの世界には、大きく二つの世界があるようです。 一つは、日本や中国の古典を丁寧に読み解いて、その解釈をしつつお客さんの鑑定をしていくという立場です。 もう一つは、少ないかあるいはほとんどない手がかりを頼りに、新しい鑑定を創造していく立場で…

難しい時期

今月は、事件やら事故やらが多い時期です。 普通では考えられないようなことも起きています。 普通ではないという事象が出るのは、干支九星的に言ってもそういう時期に相当いたします。 逆に言えば、この時期には運を上げることができる時期でもあります。 …

難しいトラウマ

最近の親子関係の傾向として、虐待があると聞きました。 当然ながら親が子供を虐待するというのです。 普通に考えれば、信じられないことなのですが、その数が相当多いというのも聞きました。 という事実は、どういう結果になるのかというのが気になります。…

試行錯誤を知る

占い自体もそうですが、方位取りの件、さらに切りにかかわる話など、先生のお話の面白さは格別でした。 そういうお話は、すべてを本から勉強したのではありません。 もいろん本らかのこともあったとは思いますが、そうではなくて、ご本人の試行錯誤なのです…

少ない事象

私たちがこの勉強を始めるときに、一番頭を悩ませるものの一つが九星の事象です。 一白から九紫までの事象一覧を見せられますと、いやになってしまいます。 ということからなのか、先生は、一つの九星で2,3個覚えておけばいいと話されておりました。 本来…

解神の特性

先生が教えられたものの一つに、解神があります。 この言葉自体は古くからあって、使用されていることもありますが、先生のものは違います。 古いものは万人に共通のものでしたが、先生のものは各人に違った星として出されます。 この解神は、主として金銭的…

うれしいこととは

こういう仕事をしておりますと、いくつかの喜びがあります。 そのうちの一番大きいのが、鑑定させていただいた方がご開運されたときです。 これは掛け値なしにうれしいものです。 当然その逆もあり、なかなか運が開かない場合には、頭を抱えることもあります…

身体をもっているから

私たちは身体を持っています。 だからこそ、ありがたいのだと思います。 心は大切ですけれども、モノに触るのは手であり、身体なのです。 ですから、心は大切ではありますが、方位を取る場合には、自分の体を動かしていくのです。 そして体で実感をして、方…

先生の癖

干支九星だけではないと思いますが、最初のころに教わった先生の癖が残っている人がいます。 最初に出会ったものを親と認めるように、最初の先生の鑑定こそが基本であると勝手に思い込んでいるのです。 よういう場合には、大概よくない癖になっています。 そ…

双子は同じ運命でない

占いが当たらないという理屈を言う人は、双子の運命が同じでないということを言います。 誕生日が同じなら、同じ運命のはずだという考えがあるからです。 しかしそれは逆のことなのです。 双子の場合、出生地も誕生日も同じですから基本路線は同じなのですが…

一つでない答え

一つの話より、二つの話、さらに多い話の方が確率が高まります。 できるだけ母数を増やした方が、正確性が高まるわけです。 数学のように、一つの答えしか出ないのを好む方には、この学問は向いていないでしょう。 どの答えを選ぶかも腕ですし、それをどうし…

「遊び狂え」

人生の先輩というものは、ありがたいものです。 ある先輩がその人に、「遊んで狂ってこい」と言ったということなのです。 普通に考えたならば、遊びを狂う程するというのは、問題行動として考えられやすいですが、それを勧められたと。 ただこれには、続く言…

何度も見直しをする

先生の講義のノートを見直しておりますが、必ず見落としがあります。 ここは絶対見たからそれはないと思っても、そういう場所でも必ずあります。 それはこちらの能力が低いから、という理由もあるとは思いますが、それだけではなりません。 まずおちらが、そ…

健康法などはどうか

先生の本を読んでおりますと、様々な知識が入っております。 こういう植物を食べると放射能を浴びたときにいいとか、その食べ方まで書いてあります。 いわゆる健康法の知識でしょう。 干支九星なのにどうなのか、という質問は当たりません。 本来、占術は人…

一つの言葉をひたすら

干支九星だけではないと思いますが、人様の鑑定をしていて、災いと思われるものを受ける場合があります。 確かにそれも問題ではありますが、体質的に災いを拾いやすいという人もいます。 そういう人の場合には、とにかく何でもいいので、一つの言葉を覚える…

自然と易

自然を観察するのは、気持ちがいいからというのではなくて、ある意味では大切なことです。 都会で生活している人たちは、この自然の変化というものがわかりにくいでしょう。 ありがたいことに、自分の生活圏は田舎ですので、天候だけでなく、動植物の動きは…

知らないことだらけ

世の中、知らないことだらけです。 何事かに秀でようとすると、何十年もかかることが多いです。 この世界においても、一つのことを極めるには時間がかかります。 まして、私たちが扱うのは森羅万象ですから、すべての事柄に対して、ある程度の知識がないと太…