干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

なくなる職業か

この時代になりますと、コンピューターが占い師の代わりをする時代が来るというのは予測されます。 今でも、手相などを機械が判断する装置などもあるようです。 となると、例えば統計的に判断されえるであろう命に関する術は、学習さえさせれば相当判断がつ…

干支九星でいい

干支九星の元になるのは、『郭氏元経』であるといっていいと思いますが、現在のものとは相当違っています。 当然中国の当時の時代背景があり、国も時代も違っています。 また、現在の干支九星なるものは、多くの他の要素を吸収して大きくなっています。 本当…

なぜかは不明

なぜ日にちと時間だけあれば、未来から過去から、すべてを映し出すことができるのか。 結論を言えば、不思議なこととしか言えないのです。 もちろん年月ものですが、日時を含めた鑑定になると、本当に細かい箇所までわかります。 おそらくここには、易神がか…

修行すべきか

易者、占い師は修行が必要でしょうか。 修業ではありません。 自分の道を切り開く努力ではなくて、精神、魂の修行のことです。 ご自分でなさればわかることですが、人様のお話をお聞きして開運していただくならば、それは易者が受けることになる場合がありま…

隠す姿に騙されず

人間は自分がこうありたい、という理想の姿を人に見せようするものです。 私たちはそのカモフラージュをかいくぐって、その人の本質を見ないといけません。 多くの場合には、それがわかりますが、迷うこともあります。 ところがふとした弾みに、その人のあり…

雑な人間

つくずく自分は雑な人間だと思います。 よく生きていけているとも感じます。 この年になって、自己反省したところで、性格が変わるとはあまり思えませんが、それでもしないよりはましでしょう。 それに比べて、他人は心が繊細で緻密な人が多いです。 特にこ…

高い期待値

私たちは未来に起こる事柄を扱います。 こういう結末になるだろう、と予測をするわけです。 そして仮に、未来がわかるという人がいるならば、有効に利用できると考える人が出てきてもいいはずです。 しかしまだ占いの確率が高くないせいか、そこまで社会はつ…

ご縁の日

私たちの鑑定は、日にちを重視します。 ということは、何の日に鑑定をしたかということが問題となるわけです。 それはその日の干支九星のみを示すわけではありません。 その他に、私たちは多くの日を意識しています。 例えば1月1日でしたならば、元旦です…

魂と星

人間の心の構造は複雑です。 魂という言葉を使いますが、心とはどう違うのか。 亡くなったあとには、魂魄が別れるという話も聞きます。 そして私たちがかかわっていく、例えばお墓参りする対象はどちらなのか。 いろいろな見方ができます。 さらに、霊魂とも…

一つのきっかけ

無駄な思考は時間の無駄です。 ところが、無駄だと思ってもなかなか止められない考えもあります。 その主たるものが、悩みの元となる迷いのループです。 これに入ると、自分ではなかなか飛び出せません。 そのために、外に出るのもいいものです。 外というの…

いくつかの世界観

よく龍の爪の話が出ます。 龍の爪が何本あるかは、その国によって違うのだという話です。 中国が5本で、韓国が4本、日本が3本などという説もあります。 どこまで事実を示しているかはわかりませんが、興味深い視点の一つです。 私たちがやっている九星に…

本当の友のように

平らな人生を歩む人はいません。 山あり谷ありが普通であり、その最低の時に支えてくれるのが、本当の友であるとよく言われています。 運勢についても同様に、人間は運が悪いときと運が良い時がありますが、悪くなったときに開運できるかどうかが問題で、そ…

九星の凶星

干支九星ではなくて、九星だけ見ましても、善悪、様々な解釈があります。 たとえば受剋殺というのがあります。 それは、南に1白か北に9紫がある場合で、水火の剋になります。 その受剋殺がわからないと、鑑定ができないことがあります。 方位を取るという…

最初の出会い

自分はほとんど干支九星しかしていなかったので、他の占術のことはよくわかりません。 それが残念なことだったかもしれませんが、よかった面もあると思っています。 ともかく一つのだけを見ていたので、このことで様々な事象を説明できないかと考える癖がつ…

根底にあるもの

占いの技術を学ぶ人は多いですが、その学ぶ理由が明確な人は少ないようです。 手段が先に来てしまいますと、目的を失ってしまいます。 あるいは、ただ単に社会や周りに流されて、凡庸な売卜者になってしまいます。 それは道を究めるのに近づいたときに、明白…

偉人の数

中国の古典を読んでおりますと、いろいろな占い師が出て参ります。 そしてその人たちが、主として主人公に出会って、主人公の人生を言い当てその通りになるという話が多いです。 作り話の面の否定はできませんが、実際にそういう人がいたからこそ話ができた…

最初が肝心

私たちの思考というのは、日本人の気質もあるのか、教えてもらったことを忠実に、完全に覚えようとする傾向があります。 それはまことに結構なことなのですが、こと干支九星に関して言うならば、まだ歴史は古くありません。 そのために、完成されているもの…

マスクなしもありになり

今日は東京でも桜が咲いたというニュースがありました。 また、コロナの間ずっとマスクをしていたのが解禁になり、必要に応じてマスクをしなくていいとなりました。 ですが実際に街を見ておりますと、ほとんどの人がマスクをしたままです。 としてもいずれ、…

説明できない

先生の鑑定方法を見ておりますと、法則があって無きがごときです。 教室で教えられていたのは、確かにこういうやり方があるとはありましたが、実際になさっているのは、どうしてそうなったのか不明のことが多かったです。 おそらく、その時は頭で考えられる…

方位だけを

方位だけに注目して、開運をするというのは一つのアイディアです。 というのは、そこには、ご神仏の力は関係なくて、ただ単に方位の力のみを測ることができるからです。 ただ考えてみますに、方位にも様々な神や殺を配置する方法もあります。 そう考えると、…

業が表れる

真剣な鑑定というのもおかしな話ですが、鑑定でも真剣にならなくてはならないことがままあります。 その時に、心をこめて鑑定をすることによって、鑑定者が磨かれます。 当たり前のことです。 とはいっても、もう手遅れの話などは、どうしようもありません。…

連想すること

九星の事象は、最低限でよく、そこからの連想が大切であるといわれています。 すなわち、事象の表をすべて覚える必要はないということです。 鑑定などについても同じことで、一つの事柄から、次々と連想されてくるものがあります。 その連想の幅とか、量とか…

たったこれだけで

今日は、ペットボトルのごみを出す日で、車に乗せて持って行ったのですが、時間が遅く回収が終わっていました。 そこで車に乗せたまま、駐車場に行かざるを得なかったのです。 たったこれだけのことですが、車を置いて仕事をしている間、不思議なことに、非…

何人の人によって

一つの占術が完成するのに、何人の人がかかわるのだろうと考えたことがあります。 本場の中国であるならば、相当な人数が、長い年月をかけて完成するということもあったでしょう。 あるいは時々でてくる天才が、特別に完成させていくということもあったかも…

パソコンのない生活

パソコンを修理に出しておりまして、しばらく更新も何もない生活でした。 おかげ様で、ほんのわずか、進むことができました。 それで知ったのは、いかに私たちがこの器具に依存しているのか、です。 文明というのはそういうものなのでしょうが、なくて初めて…