干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

どの船に乗るか

易などの占いを志すものでしたなら、こういう占い師になりたい、という理想があるはずです。 その中でも、必ずあるであろう理想は、できるだけ正確に未来を知りえるという技能だと思います。 この世界の勉強をするのに、書物でなく先生について勉強するとな…

説の検証

不思議なことに、いわゆる気学の、年月盤を使用した鑑定はある程度できております。 それに対して日時まで含めた鑑定は、初免、中免、奥免という望月先生の分類わけ以降ですので、まだまだ浸透していないように思えます。 さらにその中から、鑑定のバリエー…

本屋を見つける

時々、街を歩いていますと、珍しい本屋さんに出会います。 大概は古本屋です。 易関係を見ることが多いですが、他の系統も当然見ます。 不思議に見ていますと、売りに来ていた人の購買傾向を知ることができますので、少し探せば自分に合った本があるはずだ、…

衆、允とす

最近は個人情報からなのか、新聞などで、昔は実名であった記事も、名前が出ないことも多くなりました。 名前が出れば、こういうことをするのは、こういう名前なのかと、簡単に実例の検証ができました。 本日、本葬儀が行われた安倍晋三元総理の名前というの…

仏教と五行

神道は、いろいろな点で五行思想を取り入れているようです。 そこに道教の影響を見る人もいるのでしょうが、必ず五行で来るようです。 それに対して仏教においても、五行思想の影響がゼロではありません。 といいますのは、人間の本質を突き止めていくのが仏…

二つの方向性

干支九星的に、これは鑑定としてありだよね、という技術にある事があります。 その技術が正しいかどうかは、しかし別問題で、検証しなくてはいけません。 検証してよろしいということになれば、採用されますが、だめな場合には、採用しないという立場と、な…

言霊の利用して

干支九星をしているのでしたら、何でも利用する気持ちが必要みたいです。 神様で、〇神、△神とか、いろいろな名前を出すこともありましたが、突然エキゾ神という名前を先生が話されました。 はて、何様かと思っておりましたが、最近になってわかりました。 …

自分なりに考える

易占については、多くの書物が出ていますので、比較的情報がたくさん得られます。 干支九星につきましても、初免法から考えますと、徐々に鑑定例が集まっております。 とはいえ、まだまだ考えるべき点は多いです。 といいますのは、そもそも九種類の星です。…

様々な前知らせ

気にしない人は全くしませんが、人によってはゲンを担ぐという人がいます。 不吉なものを見たときには、悪いことが起こるではないかと思い、よいものを見たら、幸運を期待するようなものです。 では実際に、前知らせというのはあるのでしょうか。 古くから梅…

書いて判断

干支九星で鑑定する場合に、今は便利な本もあるようですが、望月先生は盤をすべて手書きされていました。 紙がない場合には、それこそ広告の裏に書いておられました。 実はこれが大切なことで、盤を書くと、そこに干支九星の世界ができます。 それをこちらが…

危険な仕事

鑑定をしている方々は、常に危険と隣り合わせだといいます。 人様の災いを受けてしまうということからです。 敏感な鑑定者ですと、本当にお客さんと同じ場所に異変が出るといいます。 そういうことがあり得るのが、鑑定です。 しかしそれだけではなくて、様…

後から知る事実

江戸やら明治時代やらの易関係の本を見ますと、本当に精魂込めて書いてあるものがあります。 また、昔の易者さんに見ていただいたという人のお話をお聞きすることがありますが、本当に丁寧に鑑定されています。 そういうこともあるだろうとは思っていました…

脅すということ

占いだけでなく、宗教に関する人でも、お客さんや信者を脅す人がいます。 何々をしないとこうなる、という決めつけということでしょう。 そういう人は、おそらくものすごい量の勉強をして、多数の実績を積み上げて、ゆるがせのない経験を積まれたのでしょう…

九星からだが

干支九星といっても、ベースは九星です。 これを、いやという程扱えるようにならないといけません。 特に事象を理解していないと、何が起こるのかわからないと思います。 とはいえ、九星に過剰に依存しているのでもありません。 例えば、一白と九星の方なら…

単純だが武器になる

干支九星はシンプルです。 複雑な計算とか、方式とか、一覧表が必須だとかということはありません。 毎日の暦さえ頭に入っていれば、大概のことには答えられます。 そういう単純であるから、本当に当たるとかとか、開運ができるのか、とか懐疑的な人もいます…

断言をするのか

干支九星などの卜占は、断言をするのではありません。 こういう可能性があるので、こちらの方に行く方が楽ですよとか、こちらの道ならいけますよとか、お伝えします。 ですから、絶対こうですという断言はしません。 ただし、一生に係わる問題で、迷いがある…

マクロとミクロ

私たちは鑑定をする場合に、ある程度の道すじを描いてから、話し始めます。 ただ途中でその道筋が変わることもあります。 その変わる場所が、鑑定盤で見えなかった場所です。 それは素直に訂正するしかないのでしょう。 その話をさせていただく中で、もう一…

占いの気合い

いろいろな占い師さんがいます。 聞いた話ばかりですませんが、ある占い師さんは、お客さんのファイルを名前ごとに書いて保管してたそうです。 そしてその膨大なファイルから選び出し、過去何回かの鑑定例を見ると、事細かいにお客さんの様子をお話になった…

間接はムダ

今まで、考えることがあって、電話鑑定も、オンライン鑑定もしおりません。 おそらくこれからも、あまりしないと思います。 そういう理由からではないのでしょうが、鑑定に来られた方で、自分以外の方のことを聞かれる場合があります。 実はそれが難しいので…

気が付くこと

干支九星だけではないと思うのですが、急所というのは単純なことが多いです。 全部の急所を知っているというわけではないので、断言はできないのですが、簡単なことが多いです。 ただそれに気が付かないのです。 そこに気がつくということが大切です。 です…

易神について

昭和の時代、易神について、易者さんたちが考察されておりました。 易を司る神がおられるのか、という議論になっていったわけです。 最近は、どうか知りませんが、タロットなどの西洋的な易が流行っているのを考えますと、あまり議論にはなってないのでしょ…

実例と鑑定法

干支九星には、基本的な鑑定法はありますが、またバリエーションもあります。 そのすべてはどれほどあるか知りませんが、望月先生は、必ず実例を使っておりました。 その実例を通して、判断だとか、コツのようなものを教えていただいておりました。 それはど…

知性とこころと

私たちは、外見以上にしなくてはならないことがあります。 まず、易占の技術と知性をもって学ぶ勉強です。 これは何をおいても必要なことです。 またこころ、心を向上させていく必要があります。 この点では異論もあると思います。 お客さんを、現時点で拝見…

気を満たす

易は研究するものかどうか、議論の分かれるところでしょうが、干支九星の場合にも、研究する場合があります。 単純な手作業などでも、必要作業というのがあって、時間がかかります。 そういうことや、鑑定などについても工夫をしていますので、検証したりし…

扇子とか扇とか

今日も暑い日でした。 もう何十年も前に、アメリカで日本人の禅宗系統の僧侶のお話をお聞きしました。 やはり暑い日差しのある日で、彼は扇子を持ちながら、これがあると暑さを鎮めることができる、と。 と同時に、人間の暑いと思う煩悩も鎮めることができる…

星を推理する

誕生日がわからない人というのがいます。 ご本人はご存知でしょうが、隠しているとか、縁の薄い人だから知らないとか、という場合のことです。 そういう時には、逆算をしてきます。 あるいは家庭状況がどうであるかということから、推理していきます。 そう…

コンプレックスの力

人間には様々なコンプレックスがあります。 そのコンプレックスが、運勢を決めることさえあります。 あるいはトラウマのような、幼年期時代の経験がその後の人生行路を決定することがあります。 よくよく考えてみれば、そうであるならな、自分の人生をムダに…

出発点が違う

古典を読んでから、実際の鑑定をするというスタイルの占い師さんもいます。 その方が歴史を踏まえていますので、確実性が高いように思えます。 確かに古典がなくては、何もわかりません。 和訳されているものもあれば、原文そのものしかないものも多いです。…

繰り返しが仕事

言葉というのは便利ですが、過信してはいけません。 最初にお話ししたから理解していただいただろう、と思ってはいけません。 まず一回ではわかってもらえません。 かつ、話した内容は、誤解されて理解されている場合もあります。 何度も同じことだとしても…