干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

普通は驚かず

こういう世界にいて、お話をお聞きしておりますと、様々な方の人生を知ることができますので、大抵のことでは驚きません。 また、いわゆる霊能者という方々とも知り合いになることがありますが、驚くこともありますが、しかし段々に減ってきています。 それ…

身近なことから

鑑定をするのに、最初何を鑑定したらいいかわからない、という人がいます。 確かに、自分のことだとしても、そうたくさん知りたいということがあるわけではありません。 そういうときには、身近な友人とか、家族とかのことを見てあげたらいいと思います。 あ…

6白事象の考察

6白金星は、乾の位置にあり、大切なものを表現します。 大切なものが何を表すかは、人それぞれ違うでしょうが、古来言われているのは、命でしょう。 ですから6白には命という意味があります。 さらに、大きなお金も6白で表示します。 大金を手に入れよう…

ウクライナ戦争

人間の心というのは不確かなもので、選挙があったり、犯罪や天災などがあったりしますと、ついウクライナのことを忘れがちになってしまいます。 戦争自体を占いが止めることは当然できません。 止めるのは政治であり、宗教の力などなのでしょう。 ただ、占い…

すべてがうまくいくのではない

悪い方角に引っ越しをした人は、その癖を体が覚えていますので、引っ越しで開運できないと考えます。 そういう人は、毎日、あるいは毎月、少しずつ開運の方法を行って、方位をとるよさというのを実家すべきです。 そうしますと、何となく次の引っ越しでよい…

他人の運をよくする

今日は、ある仏教僧侶のお葬式でした。 その方は、生前人様のためだけにお祈りをされる方で、内外の僧侶たちからも慕われておりました。 そして何よりも、ご縁のあった方の運がよくなるというので、一般の方の信者さんもたくさんおいででした。 そして多くの…

悪い中でも

運気が悪い時期に来たからといって、嘆くことはありません。 むしろそうだと益々運気が下がります。 そういう時期は、意識的に自分を盛り上げる気持ちを持つべきです。 たとえば、7赤の暗剣殺だとしましょう。 本当に刃物を食らうということもありますが、…

徳を積む機会

人間誰しも、自分が幸運であることを望むものですが、それと同時に、家族の幸運も望むものです。 御一人住まいの人は別ですが、親であったり、兄弟や配偶者、子孫の幸運を望みます。 特に子孫の繁栄のためには、お金ではなくて、徳として子孫に残してあげる…

お砂取りについて

気学のある流派では、お水取りやお砂取りでもって、開運しようという考えがあります。 干支九星につきましても、この両方を使用いたします。 そしてこのお砂取りですが、流派によって、相当にやり方が違うようです。 流派が違えば、やり方が違って当然なので…

鑑定盤は道具

私たちの目標は、お客さんの問題の本質を探り、その解決方法があるかを求めることです。 そういう意味においては、干支九星だけではなくて、別の易占を使用してもいいものです。 他の占術がそうであるように、干支九星にも様々なテクニックがあります。 しか…

半分の原理

世の中を半分に分けようとする思想の一つが、いわゆる中国の陰陽思想です。 その考えは、東洋占術の場合には、最も大切な原理です。 とすると、私たちの生活は、すべて陰陽に分けられるのですから、そういう視点で見なくてはなりません。 一日で考えれば昼と…

九星だけでいいのか

私たちは干支九星といって、九星だけでなくて干支も使用しますので、複雑になります。 そしてその複雑な分だけ、深い箇所を見ることができます。 ただ実際に見ていく場合には、まず九星です。 この九星を押さえて、鑑定盤にしても、流年法にしても、見ていき…

自由な鑑定法

易などを学ぶ場合に、基本的なことがらを押さえて、そして応用に進むわけです。 当然のことだとはいえ、なかなかに時間を有する場合も多いでしょう。 干支九星も同じように勉強をするわけですが、易とはまた違う形になります。 といいますのは、干支九星の盤…

運が悪い人の特徴

よい運気、悪い運気というのはあります。 個人としても、悪い星、よい星の下に生まれる、というのはあります。 そして悪い運気を持つ人の特徴として、人の悪口を言ったり、SNSに書き込んだりするのが多いです。 私たちは、運が普通の人は一つしかありません…

よい方位取り

方位を使って家運をしましょう、という方々がおいでです。 それは結構なことですが、本当に効果があるのかどうかが、よい方位取りとそうでないものと区別されます。 その方位取りがうまくいく人は、平常より日々、開運に関心をもっており、少しでもよい方位…

土性は身を亡ぼす

干支九星のうちの、九星には2黒、5黄、8白という土の星があります。 この星は、坤、中、艮宮をそれぞれ本拠地として、特別な意味を持たされています。 この星のうち、2黒は生存欲として、普通の人に備わる欲としますが、8白は強欲であり、5黄は暴欲と…

数学の話を

随分前に数学者のお話を聞いたことがあります。 詳しい内容については、全くわかりませんが、おもしろいと思ったことがあります。 学者はまず、仮説を立てるのだそうです。 そしてその仮説が正しいかどうかを、あらゆる検証をして証明するのだそうですが、無…

外見から見る家相

家は外から見ただけでは、なかなか間取りはわかりません。 そこで、だいたいの外側を見ることによって、家の間取りを想像します。 外見そのものが変形している建物ですと、なかなかわかりにくい面もありますが、家相的には見やすくなります。 マンションなど…

干支九星と四柱推命の扱い

四柱推命については、本格的に勉強をしたことがないので、あまり自信をもって言うことはできません。 ただよく言われているのが、四柱では納音をあまり使わないということです。 そうなのかもしれない、と思いつつ、干支九星との違いについて考えました。 干…

三才を探す

中国由来の占いは、ほとんど天地人の三才がそろっております。 というより、これがなければ占いではないのです。 干支九星でいうならば、天干が天、地支が地、九星が人に当たります。 これがあるからこそ、占いが当たるのです。 また天という言葉でいえば、…

流年法は同じなのか

命をみる様々な方法がありますが、その中でも多くのものには流年法やそれに類したものがあるはずです。 そうしなければ、何年に何が起こりやすいのかを予測できないからです。 そう考えてみますと、本当に当てることができる術でしたならば、答えは同じにな…

個人と集団では違う

方位を見ますときに、大概の場合には私たちは自分の星に合うかどうかで見て参ります。 それは一番確実です。 それに対して、例えば飛行機事故だとか、バス事故だとかを見る場合には、個人ではなくて集団としてみます。 その場合には、普通の見方ではないので…

礼節をもって

流年のせいだとか、星回りが悪かったとか、名前のせいだとか、方位が悪かったとか、易のせいだとか、天命のせいだとか、年筮のせいだとか、様々な原因を考えたくなるのが人情です。 それらに関して意見がないわけではありませんが今日だけは、ただ、凶弾によ…

実地に行かないとわからない

今日は七夕の日です。 しかし残念なことに、雲が出ていて星が見えないようです。 では私たちは誕生年月日で星を出すという場合の星と、実際の星とは違うのでしょうか。 星で重なる部分と、重ならない部分があるわけですが、それは実際の星を見ることによって…

今度の選挙

7月10日に参議院議員選挙が行われます。 党派で自分が薦めているとか、勝ってほしいとかいうものはありません。 ただ今回の結果がどうなるのか、干支九星で見た場合どうなるかだけ、示しておきたいと思います。 どうも今回は、前回とは違って、マスコミの…

微言ということ

天には天の決まりがあって、生きている人間に天の秘密を漏らしてはいけないといわれています。 これは宗教的なことがらも含めての話であり、易だけに係わることではありません。 直接話せないとなると、どうなるのか。 それで考え出されたのが、かすかに言う…

この世界と学問の違い

干支九星だけではありませんが、何事か易関係の勉強をすると、知性だけで判断してしまいがちになります。 しかしその方法は、本来よいものではありません。 判断の飛躍性とか、直観とがなくなってしまうからです。 そしてそう判断をする人は、往々にして、昔…

一日のリズム

干支九星は、年月日時盤を使って鑑定をしますし、運も見ます。 人間の一生を考えますと、年単位で考えます。 また少しの人生の波ですと、月単位で考えるでしょう。 ところが鑑定で一番重要なのは日盤なのです。 どうして日盤が大切なのか。 一つには、昼と夜…

どこに中心を置くか

生年月日からみた、干支九星による性格判断は、傾斜法だけではありません。 傾斜法は、年の月盤のみですが、本当は日盤まで考慮しないといけません。 その時に問題になるのが、気学のように、年が月に優先し、月が日に優先するという考えでいいのか、それと…