干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

買いそびれを恐れ

易関係の本というのは、そもそも出版数が少ないものです。 書店で見つけて、いつかは買わなくてはならないだろう、と思っている本も、いつの間にか消えています。 絶版とか品切れなのでしょうが、そうなると今度は探すのに大変です。 大概この世界の人たちは…

興味深い5黄の作用

今日も暑い日になりました。 屋外で知人とお話をして、その知人が去っていくので、後ろを向いて歩きだしたときに、何とも気持ちいのいい風が吹いてきたのです。 髪や衣類もなびきました。 その時に、何と美しいと思いました。 それがどうしましたか、という…

運の考え方の前提

生まれた段階で、多くの方の運は決まっています。 運は自分で切り開くものだ、という言葉は、この考え方と矛盾しません。 生まれながらの運というか星は、努力して初めて動き出すものだからです。 腕組みをしながら、天から運が降ってくるのを待つなどは、人…

明るくするのはいいけれど

都会ではなかなかないでしょうが、田舎ですと、周りに木の生い茂っている家があります。 その家に葉が落ちるとか、日陰になるとか、風通しが悪いとか、いろいろな影響がでることがあり、何とかしようとされる場合があります。 枝下しをしたり、細かく手入れ…

終着地だけではだめ

私たちは、物事の最終的な到着地点を示すだけではだめです。 その場合、もし当たったとしても、当たったことにならないことがあります。 それは原因です。 なぜそのような結論になるのか、原因を示して初めて当たったということになります。 原因がわかれば…

完全に二つではない

特殊命と普通命という分類を、望月先生はされておいででした。 そして、詳しくその内容を本で書かれておられます。 普通が悪くて、特殊が良いというのではありません。 どちらかというと強さです。 強い人には強い人と縁ができ、弱い人には弱い人と縁ができ…

運気が落ちているとき

生まれながら運のいい人というのはいますが、星は誰でも平等に回って参ります。 もちろん、その星に対する吉凶を生じることは当然あります。 ですから必ず、運の悪い時期というのはあるわけです。 その時期をどう乗り越えるか、というは指導する者にとっては…

先人の体験談

どの世界でも先人の体験談は有益なものですが、この世界にもわずかですが残されています。 それを読みますと、全く理解できないこと、そうだろうなと思うことなど書いてありますが、最近納得してしまう項目が多くなってきました。 それだけ年齢を重ねたせい…

短所をお示しする

お客様を前にして、こちらの頭の中にあることの、どの部分をお話するか、どの順番で話するかということを、易を解きながら考えます。 人間というのは、誰でも褒められればうれしいものですから、長所も当然お話いたします。 また同時に、人間として成長する…

拡張も必要かと

ほとんど干支九星のみで来ましたので、なかなか他の占法を知ることがありませんでした。 それは干支九星が、入り口が簡単である分、奥行きが深く、いまだにどこまでの深さがあるのかわからないという状況だったからです。 とはいえ、他の占術も参考にすべき…

奥免法は難しい?

干支九星の鑑定法には、いわゆる初免法、中免法、奥免法があるといわれております。 この三つには、名前の印象から、奥免法が一番難しいのではないかと考えられてしまいがちです。 ということで、奥免法のお話を、勉強会でさせていただいなのですが、これが…

老舗のこと

今日、百年以上続いている老舗料亭にて、食事をさせていただきました。 まあ、もう来ないであろうという地理的な場所でしたので、ゆっくりさせていただきました。 それで、そこに合ったものをさらっと見てきたわけですが、何をおいても本物があるというのが…

鑑定者が選ばれる

自分も人様のお話をお聞きしておりますが、知り合いにも鑑定をされる方が多くおられます。 そしてそういう方々とお話をするのですが、自分の星と同じようなお客さんが来ることが多いと言っておられます。 例えば、並び支の生まれの鑑定者さんなら、同じよう…

傾斜法で相性はわかるか

九星で見る男女の相性の見方は、通常言われていますのは、九星自体とそれから相性があると言われております。 ところが、通常言われている傾斜法は、生まれた年月だけで見る方法です。 残念ながら、この傾斜法には誕生の日が考察されておりません。 では実際…

ウエサク祭

今日は、ウエサク祭の日です。 もともとはヴェーサキーという発音でしたが、このように発音されるようになりました。 仏教徒の一部では、釈迦が誕生した日と悟った日と入滅の日が同じ日だとされて信仰されてきたのです。 それを示すように、今日は巳月の満月…

24山でないとだめ

いわゆる気学では、八方位はいいますが、それ以上は言いません。 干支九星の場合ですと、同じ八方位でも、更に各宮を3つに分けて、すべてで24山を言います。 気学はそもそも30度60度説ですので、分けるという発想は出ないのかもしれませんが。 そして…

占いと相場

占い師なら、自分のことは何でもわかるだろうという話があります。 占い師のくせに、なぜ貧乏なのかと責められる人もいたはずです。 当然人間ですから欲もあるでしょう。 そうして、占いを使って相場、株に手を出した占い師さんはたくさんいると聞いています…

マスコミの事象

最近、よろしくない報道が多いです。 当然そういう時期に当たるので、そのような報道が多いのだとは思いますが、多すぎます。 戦争という特別なことがらは別にして、マスコミが追いかけて報道している内容は、大概同じ事件に集中しています。 そうすると、テ…

繰り返しても何が違うのか

望月先生の本は、何度も何度も読み返した本ではありますが、再度読み返しをします。 そうすると、何かしらかまた新しい発見があります。 忘れているだけというだけはすまない、何かがあるのです。 どうして理解できていないのか。 あるいはもしかして、忘れ…

縁がある人しか

よく「この神社は、縁がある人しかお参りできない」とか、「呼ばれた人だけがお参りできる」とか言われることがあります。 実際の所はよくわかりませんが、そういうこともあるのだろうと思います。 いただけないのは、そういう謳い文句を付けることによって…

いくつかのリズム

人間生活に影響するものがいくつかあります。 そのうちの一つが月です。 月の満ち欠けによって、人間は影響を受けます。 狼男の伝説ではありませんが、人間の感情などに影響を与えるといわれています。 昔の旧暦などを見るまでもなく、重要な要素です。 それ…

いつでもプラスに

人生の浮き沈み、波の中にあって、必要なことがあります。 どんなひどい状態にあったとしても、必ずプラスの方角を向くことです。 今更プラスになるように考えても仕方ないとか、自分にはプラスにできないとか、開運を邪魔するような言葉は使うべきではあり…

五月節に入り

五月節になりまして、8白の事象が出てきています。 今日も地元の学芸員の方が、埋蔵文化財の話をされていきました。 そかもその新しい出土品が、土器などの土製品なのだということです。 かつ歴史的な、地理的な関係なども話されて参りました。 まさに事象…

凶の星の使い方

干支は吉凶を出し、九星は事象を出す、というのが私たちの基本的な立場です。 もちろん例外もありますし、様々な説もあります。 そのことはとりあえず置いておいて、吉凶だけの話になりますと、吉は喜ぶべきものであり、凶は避けるべきものという通説があり…

なぜ干支九星の勉強に時間がかかるのか

干支九星を勉強されようという方がおられますが、おそらく勉強に時間がかかると思います。 それは内容が難しいからではありません。 頭で理解しようとするのと同時に、心と体で会得しなくてはならないからです。 学校の勉強のようにするのは、不可能なのです…

地の異変の前に

今日も地震がありました。 震度4ということでしたが、最近地震が多いような気がします。 天で起こることは、地面に知らせが出るということですが、確かに天候が悪くなるときには、湿度が高くなったりします。 同様に地面で起こることは、天にその知らせが出…

年月と日時

干支九星の四盤は、年月日時の四つの要素が中心です。 この四つを自在に見て、鑑定をしてまいります。 とはいえ、四つありますと、どこに視点を当てていいのか迷うものです。 また、四つが全部同じように扱われるかというと、そうではありません。 日盤が何…

何代にもわたる

方位を取ったあと、すぐに事象が出るものではありません。 十年以上経過してから出るものもあります。 そのためには、記録しておく必要があります。 下手をしますと、世代を超えて記録しておくことになることもあるでしょう。 そういうことを考えていきます…

鑑定の積み重ね

今まで勉強してきて、この場合にはこういう鑑定をするというような、方式のようなものがあります。 が、それが通用しない場合もよくあります。 その時にはどうしてそうなのか、を解明してから、覚えるという作業をします。 場合によっては、それを広げて解釈…

道徳との関係

占いをしていますと、相性とか方位とか運勢とかの話が中心になります。 その一面は否定できませんが、では人間としての生き方との関係はどうなのでしょうか。 一般的に言うところの道徳という言葉でもいいです。 もし占いより道徳が優勢になってしまうと、基…