干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

世間と出世間

干支九星などの話と、生き方の話をするのは難しいです。 干支九星などの、易はほとんど世間的なことがらです。 人事百般といいますが、人生すべてのことを扱います。 というより、そういうご質問がたくさんまいります。 それに対して、宗教的なことがらは、…

不思議な展開

鑑定をしているときに、頭でもちろん考えます。 基礎から始まりますが、そうではないこともよくあります。 その時に、自分で自分の考えを整理している、と気が付くこともあります。 何かの関係で、見落としていたり、飛ばしていたりした内容を、再確認してい…

一度では話せない

鑑定をさせていただいて、すべてのことを一度では話すことはできません。 この点について、という限定をつければ、その点を中心にお話ができます。 しかし、誕生から今までの方位のこととか、家相のこととか、先祖のこととか、すべてを話せるわけがありませ…

秘すれば花、秘さざれば毒

秘すれば花というのは、世阿弥の有名な言葉です。 日本的な美を追求するときに言及される、コツのようなものなのでしょう。 私たちの世界にも、秘さなければならないことはあります。 それは花を追求したいから、という理由ではありません。 それはそれを公…

三本足

今月は、三合月です。 ですから、大きなことをすることができます。 あるいは運を育てるにも、よい時期とされています。 なぜなのかといいますと、一つの理由が、三本足を考えればわかります。 そう、火風鼎の鼎ですね。 三本足の鼎は、安定的に立っていられ…

歳の差婚

思想が自由になり、社会風潮の風通しがよくなりますと、いろいろな場面で今までの常識が通用しなくなります。 その一つが、年齢の離れた男女が一緒になるという歳の差婚です。 男性の方がずっと上という場合が多いようですが、女性の方がずっと上というパタ…

30度60度の弊害

今の気学の方は、八方位を30度と60度にわけてみます。 昔から使われていた45度説は採用されておりません。 しかし中国古典の説明では、24山に分けて、それを3山ずつに分割しますので45度説です。 30度60度説は、園田地角先生の時代からですが…

人を大きくみる

易占をしておりますと、様々なご質問があります。 時には、クイズのようなものにも、答えなくてはならないこともあるでしょう。 しかしながら、本来この世界は、その人を改善し、よりよき方向に導くべきものとしてあります。 ですから、細かいことよりも、大…

逃げたものが来る

人間というのは面白いもので、一度問題を逃げますと、また同じような問題がやってきます。 その問題をクリアすることによって、人間的に成長するということもあるでしょうが、その人の本来もっている特性がそうさせるということもあるでしょう。 なぜそれが…

美しい月

今日は、美しい月が夜空に出ております。 地上から顔を出したときには、少し赤味を帯びておりましたが、地上から昇って参りますと、白く丸い姿となりました。 ススキを飾り、饅頭を捧げて、月にお祈りをいたします。 住所が田舎ですので、妨げる光の量も少な…

方位術の精度

九星学、いわゆる気学ができたころ、年月盤のみでの方位取りが多かったようです。 日盤を使いませんので、思う通りの事象が出なかったとも聞きます。 ですから、吉方位に行っても、全部よくなるわけではない、とか、吉事象が出るのには辛抱が必要だ、という…

総裁選について

将来の国の代表に結び付いた、総裁選挙が話題です。 どなたが残るか、候補者が一同に会して、インタビューを受けていた時間をもって、鑑定盤を立てるという考えもあります。 また、各候補が出馬を表明した時間をもって鑑定するという考えもあります。 どちら…

三合と台風

今日は三合金局の日でした。 運をとるために、方位を考えていた方も多いでしょう。 しかしあいにくの台風で、参拝を予定されていた方は、難しい人が多かったのではないかと思います。 今日は台風予想でしたので、自分は買い物をしようと思い、目に付いたもの…

三合の月

今月は、丑年に酉月です。 ですから、三合の関係になります。 巳を使えば、正三角形になります。 この時期逃す手はありません 明日の天気も不明ですが、できれば、この時にやっていただじる方がよろしいよう。 使うといっても、引っ越しとか大きいことは別で…

なぜ誕生日でわかるのか

誕生日というのは不思議なものです。 その星を見ていきますと、おおよその人生行路を知ることができます。 その理論もあり、技術もあります。 そう考えて参りますと、誕生日絶対主義なのが、占星術です。 それに対して、なぜそのような誕生日になったのかを…

雑誌の魅力

易者さんが、本を書いて残していただくことも多く、後世の者には役に立ちます。 実際には、講習会など直接にお話しを伺えればベストなのでしょうが、亡くなってしまわれている場合には、不可能です。 またそういう易者さんが、雑誌などに投稿したり、主宰し…

方位だけではない

気学もそうですが、干支九星においても、方位は重要視します。 悪い方位に行けば悪くなり、よい方位に行けばよくなるという考えです。 全くこのことに異論はありません。 ただし、そういう方位以外の影響も私たちは受けます。 私たちが鑑定する場合の対象は…

家相の四隅

家相を見るポイントはいくつかありますが、艮と坤も大切な視点の一つです。 古来、この場所を、鬼門、裏鬼門と呼んで大切にしてまいりました。 それと同じ対角線に、巽と乾があります。 どちらかというと、乾蔵という言葉があるように、乾は注目されがちです…

離婚について

作るのは簡単ですが、壊すのは難しいです。 それよりも維持する方が大変です。 難しいの考え方は、人それぞれですが、基本的に離婚はおすすめしないようにしております。 ただし、どうしても難しいという鑑定もあります。 そういう場合には、離婚の方向にも…

マッサージの効用

体が疲れて参りますと、マッサージをしてもらいたくなります。 体調不良ならば、整体などをしてもらうのでしょうが、そこまでというわけでもないこともあります。 そして、最初に行くにはやはり吉方位で行くべきです。 そのあとからは、まあいい時期の方がい…

説明が少ないのか

自分の言葉が少ないせいでしょうか、講習会などで説明しても理解してもらえないこともあります。 まあ、こういう世界は学校で教えるように、わかるまでとか、誰も落ちこぼれを出さずとか、はありませんので、仕方ない部分もあります。 その上、あまり丁寧に…

最後は家系の問題か

ある宗教の、特定の人が見るような資料を手に入れました。 彼らの行動の元がわかって興味深かったのですが、それよりも、信仰の根拠を家系に置いているということに驚きました。 家系は大切であるのは言うまでもありませんが、先祖の意識を問題にしていると…

占いを勉強する目的

天の法則というのは魅力的です。 古代の人々が星を見上げて、神話を作ったり、暦を作ったりしたのは、何事かをそこに見出したからでしょう。 ではそれを知ったら、どうなるというのでしょう。 むしろそういう真理とか法則とかは、宗教の扱う分野に近いもので…

侮れない数霊

干支九星をやっておりますと、十干と十二支と、1から9までの数字はよく使いますが、あとはあまりなじみがありません。 しかし私たちの生活は、他の記号で満ち溢れています。 漢字にしてもそうですし、日本風のカタカナ、ひらがなもそうです。 また数字もそ…

影響力の大きさ

私たちは、個人を中心にして鑑定をいたします。 ですので、一人の運に集中しがちですが、実はそれよりも大きいものがあります。 それは家族です。 家族の影響力は、個人の星を消してしまうほどのものです。 さらに、その家族が住んでいるのが家です。 家の影…

易を使用する理由

干支九星を看板にするならば、それだけで鑑定すべきだという考えもあるでしょう。 確かに、易を使用したのと同じように、ある面においては、易では出せない裏面も知ることができます。 だからこそ、干支九星をうたっているのです。 ではなぜ易を使用するのか…

繰り返して読む

この世界におりますと、本が増えて参ります。 これは後で読もうという本も、まだたくさんあります。 と思えば、以前読んで忘れてしまっていることもたくさんあります。 同じ本を三回も買ったこともあります。 ですが、大切な本は繰り返して読む必要がありま…

異常なる意識

鑑定をさせていただく中で、様々な話が出ます。 その中でも、見えない世界の話をするときには、通常ではない意識を使いますので、異常に疲れます。 これはどうしようもありません。 見えていることでさえ、うまく説明できないこともありますのに、まして見え…

日にちを考える

鑑定盤では年月日時を使用しますが、その一番の急所は日盤です。 ではどうして日盤が大切なのか。 毎日私たちは、もちろん例外もありますが、暗くなって寝て、太陽によって明るくなってきて起きるわけです。 体もそのリズムになっています。 この太陽の恵み…

名前と事件性

世間で起こっているイヤな事件は、見たくないものです。 ですが私たちは、それを研究の材料とすることがあります。 個人情報がうるさくなってきて、マスコミの発表でわかるのは年齢と名前です。 年齢がわかれば九星がわかります。 名前はそのものがわかりま…