干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門室(月恩会)参照のこと。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

干支九星の重要視する箇所

干支九星で鑑定をする場合、年月日時の盤を使用します。 その時に重要視するのが、日時の盤です。 当然年月も使用するのですが、最後の「キメ」の時に絶対に必要になります。 そもそも、古来の鑑定法であった、初免法というのはこの四つを自在に操ってみるも…

人間は宿題を背負って生まれる

干支九星の思想は、根本に五行思想がありますので、中国の思想が元ですが、人間の考察をしてまいりますと、必ずしもそれだけでおさまらないような場面に出会います。 例えば、インドの思想である輪廻思想です。 人間が生まれ変わる、という思想は仏教をはじ…

空のことが多い理由

数日前に、仙台あたりで、気球のようなものが話題になっていました。 また、平行なる虹がでたという話題もありました。 そもそも太陽に暈がかかった、という話題もありました。 このように、空に関する事象が多いです。 もちろん、コロナの件とか、それ以外…

因果の法則と干支九星

干支九星で、因果とか因縁とかを知ることができるのか。 そういう疑問を持たれる方も多いでしょう。 まず、個人の因縁そのものは誕生日の星に出ます。 それから人との出会い、出会うべき人、出会ってはいけない人、などの星は相互の星を見て理解できます。 …

干支九星のイメージ

干支とは子丑寅、でしょう、九星とは気学のことでしょう、とお考えの方お多いでしょう。 干支というのは、今年は子年とかいいますが、十干も入って一つです。 九星も、1白から9紫までですので、いわゆる気学と同様に思われるでしょうが、八方位の度数の取…

日付ぎりぎりの不安

人様の誕生日を拝見しますに、星が合わないことがあります。 もしかして地方時を入れてないのではないか、夜中の日付遅くであって、翌日の星としなくてはならないのではないか、などと考えます。 細かい計算には絶対必要な確認作業ですが、年月盤のみを使う…

干支九星のある特質

干支九星は、いわゆる気学とは違って干支も使用します。 では、干支と九星とのかかわりはどうなのかという根本問題があります。 しかも、干支は逆光することもあります。 このように、干支と九星はそれぞれ別なのです。 その中で一番重要なことがらは、吉凶…

暗剣殺の一考察

例えば4緑が中宮の時でしたならば、4緑の定位である巽には、暗剣殺の星が入ることになります。この場合には3碧が暗剣殺になります。 すなわち、4緑という星自体に、3碧暗剣殺という意味合いが含まれています。 私たちは発想の順番として、4緑であるか…

干支九星は大から小へ

干支九星を含む九星などの術は、日の九星の確立が遅れていたせいもあって、年月盤だけによる計算が発達いたしました。 すなわち、年月盤だけでの情報に基づいて行動することもありました。 日や時を考えるには、情報がなかったわけです。 ですから年が最初、…

干支九星で吉凶の時期はわかりますが

干支九星の流年法や流月法を使いますと、どの時期に悪いことが多いのかわかります。 それで理解できれば、それでいいのですが、本人が満足したかどうかは別問題です。 よく望月先生は、死ぬ直前に、ああ満足した人生だった、と思えればそれでいい、と話され…

大幅建て増しのこと

家を建てるのは大事業ですが、すばらく住むと不足が出てきます。 そして、適当な時期に改築することは、まあよくあることです。 しかし問題なのは、建て増しです。 少しだけなら、その範囲の吉凶もありますが、まあ許されることが多いです。 しかし大幅なの…

相性判断に最高峰の干支九星術

皆さんの関心が高い相性を見るには、干支九星術が最高のものの一つです。 おそらく、他の占術でも、縁がある人を知ることはできると思います。 しかしそれが即ち、相性がいいということとは別の問題です。 その辺のことは、干支九星術ですと、簡単に判断がで…

暦の乱れと天災

何度も繰り返しになりますが、去年の暮れより暦がくるっています。 その狂いは、今年の夏至を過ぎてまで続く予定です。 その中で、一つの問題の日が夏至です。 この夏至の日より、陰遁になるという説と、7月の19日まで陽遁が続くという説との二つがありま…

恋愛に相生相剋は参照せず

いわゆる九星気学の中には、生まれた年命の九星の相生相剋でもって、相性を見る見方があります。 しかし考えてみていただければわかるように、たとえば4緑と5黄の人は相剋になりますから、相性が悪いとされるわけですが、実際には、そんな見方が正しいとは…

凶の出る時期

凶事象が出る時期の計算はいくつかありますが、そのうちの一つが十二支を使う方法です。 これは、西洋占星術と共通していて興味深いのですが、四つ目、七つ目、十目で出ます。 その次が十三になって戻ります。 すなわち子年に動いた場合には、卯年、午年、酉…

流年法と流月法

干支九星で、時期の判断を見るのい、流年法と流月法というのがあります。 それぞれ、流年法は五か年を決定するものであり、流月法は、五か月ごとの運気を見るものです。 とするとどういう使い方をすればいいのか。 流年法は、大きくとらえるのであり、流月法…

正当な流派とは

易占の世界には、様々な分野がありますが、〇〇流というのがあります。 ではどの流派が正当なのか、最初の方にはわからないと思います。 かといって、正当だから正しいとか、間違いがないとかいう基準にはなりません。 そもそも正当とは何でしょうか。 とも…

大昔のテレビにも

ネットのおかげで、大昔のドラマも見ることができます。 ある番組の中に、高校の社会の授業で、易の大家として新井白蛾と真勢中州の二人を教えているという場面がありました。 唖然としてしまいました。 内容がおかしいというのではなくて、高校でもこういう…

最初に言われたこと

他の易者さんにみてもらって、それからこちらに来られる方もたくさんおられますが、以前に言われた言葉に引きずられている人も多くおられます。 以前にこう言われたのだけれど、といって、その反対を言ってほしい場合もあれば、同調してもらいたいような顔を…

納音について

納音という、これでナッチンと呼びますが、かわったものがあります。 六十種類の花甲子すべてに、五行を配分しています。 どうしてそうなのか、いろいろ説明がありますが、理解が難しいです。 方位を使う場合には、この納音をみます。 十干十二支プラス納音…

6月に入り

自粛をしている間に、あっというまに夏になっており、今日から6月節です。 何となく、人出も増えており、ようやく再開のエンジンがかかってきたように思われます。 干支九星でいいますと、四緑の月であり、年盤の七赤とは同じ147のグループになります。 …

コップの水の原理

お金とか、福を求めて方位をとられる方が多いと思いますが、それにも限度があるはずです。 なぜならば、コップの容量は変わらないからです。 水が入っているコップに、さらにその上に水は入りません。 そこに水を入れるためには、水を捨てるか、あるいは容器…

誕生日の信頼性

多くの方の誕生日は、間違いないものだと思っています。 それに星が基づく基準ですから、間違いがあっては大変です。 しかし問題は、戦中生まれの人の誕生日です。どうも信頼できないことがあります。 戦争時代には、戸籍が少し遅れたりしたこともありますの…

ある数学者の話

かつて、ある数学者の話をお聞きしました。 それはご自身の研究のお話なのですが、最初にじっくり考えるのだそうです。 そして仮説をひらめくことがあるそうで、次にはその仮説が正しいのか、証明していくのだそうです。 そして最終段階にきて、その証明が正…

四柱推命へのあこがれ

たった八文字で、人の一生を表示してしまうという、四柱推命とは何と魅惑的な運命学なのでしょう。 しかも五行理論を駆使して、独自の解釈をちりばめ、理論を一つずつ構築していく、ある種の芸術のようにも見えます。 もし何の悩みのない状態にいるならば、…