干支九星術のお話

望月治先生の広められた干支九星のあれこれを、沙門慶仁がお話しいたします。干支九星術 沙門堂(月恩会)参照のこと。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

無駄と思わずに

私たちは思考の上に行動を起こしていますが、自分の思考通りに物事が運ばないと不満になる場合があります。 しかしながら、思考通りに行かないことが、本当に自分にマイナスなのか、考える必要があります。 もしかしたら、こういう発想だから今のような状況…

心は変わる

四柱推命などは、固定的に考えます。 しかし人間は、心を持ち、机上で解決できるものではありません。 永く親しかった人に裏切られるとか、暴言を言われるとか。 そういう事例は、発言した人の心が変わった、ということです。 それは誕生日による固定的な発…

短所は長所

性格というのは、自分で知っているようで知りません。 そして、多くの要素を人間は持っていて、何を言われてもあっているように感じてしまうので不思議です。 しかし確率の高い占いによりますと、性格の長所も短所も明確に出ます。 その性格の短所というのは…

新しい視点

昔の本を読んでおりますと、全く新しい説に出合うことがあります。 新しい視点と言っていい場合もあります。 そういう時には、下手をすれば、今までの鑑定にミスが生じてしまうか、そうでなくても、別の観点を提示できたかもしれないのに言及しなかったとい…

運命に反する気概

この世界で星を拝見していますと、本当に星通りに動いている方が多いです。 先天的に背負った宿命もあり、それは変えられない部分が多いのですが、変えられそうな部分までも流されている場合もあります。 自分の運命を直視して、流されるのではなく、反抗す…

正しさの基準

干支九星は、単なる九星、あるいは気学とは違います。 どちらが合っているのですか、正しいのですか、と聞かれることがあります。 単純に見れば干支九星の方が複雑です。だからといって複雑だから正しいというのではありません。 別に奇門遁甲などが、別の発…

災い落とし

人間が生きていると、いやなことや、面倒なことが起きます。 それを解消できる人であれば、排除したり、影響を受けませんが、そうでない場合には、災いを受けてしまいます。 その原因を方位や地相に求めることは我々の専門ですが、とりあえずの災いを解消し…

同盤とは

通常同盤というのは、同じ九星盤が並ぶことです。 その場合には、裏に変わる場合があります。 表だけを見ていますと、一見方位を取りやすいでのすが、実は裏になるので、注意が必要です。 思っていた、あるいは予想していた以外の作用が出てしまうからです。…

長さでは易が

日本に入ってきて定着してきた長さを考えますと、九星より易の方が古いです。 ですから、それなりに蓄積されてきた分量も多いわけです。 かつ、九星も易の思想をベースにしておりますから、易の解釈は参考になります。 ということは、易の解釈や易の判断の仕…

腰と肩と

今年、腰を痛める人が多いのだそうです。 腰は8白に当りますので、星を見ればわかります。 今年は亥が真ん中の宮にあり、艮には寅があり、2黒と同会しております。 ここは暗剣殺になりますので、腰を悪くする人が多いのもうなずけます。 同じように歳破の…

今までにない事象

地震とか大洪水とかの天災でしたら、まあ表示はできるでしょう。 ですが、昨今起っていることっは、人が人を襲うということです。 今までになかった、あっても数が少なかったことがらです。 一体この事象をどうとらえるのか、そしてどう理解するのか。 占は…

心の影響も

昨夜、新潟近辺で大きな地震があり、被害が出ました。 復興だけでなく、二次被害のないことをお祈りいたします。 私たちは、そういうった天災のある場合に、怪我とか、家とか、食べ物とか、を中心に考えますが、忘れられたのが心のケアです。 小さい子供にと…

ロイヤルアスコット

イギリスでは、王室による競馬、ロイヤルアスコットというのが行われるそうです。 何でも、六月の第三週目に数日行われるということです。 九星からいうと、馬は、事象で言えば6白でしょう。 かつ六月の午月に行われるというのも、何とも東洋思想的で面白い…

身近なこと以外で

干支九星や易の勉強をするのに、お客さん以外でどんな話題を扱うか。 最初は自分や家族に関することを話題として、慣れていくことは確かに大切です。 ですがそればかりしておりますと、問題があります。 といいますのは、自分のことにはどうしても欲が入って…

易者の数は減っている?

昔のテレビには、卜をする易者さんが時々出ていることがありました。 しかし最近では、易者さんが出ることは、テレビを見てないせいもあるでしょうが、激減しているのではないでしょうか。 その代わり、といいますか、宿命を論じる占い師と、いわゆる霊能者…

言うことをきかせる

人間関係の中で、自分の意見を通したい場合があります。 そのときには、この干支九星が役にたちます。 無理をすることなく、相手が自分の意見をよくきいてくれます。 聞くとういのは、賛同するということでない場合もありますが、とにかくよく話を聞いてくれ…

方違いとは

悪い方角に行く場合には、行き方があります。 最終的には目的地は同じなのですが、時間をずらしていくという方法です。 悪い方角でなくなる時間まで待って、そこから行く方法です。 あとは一度別の方角に移動して、それから目的地に入る方法です。 これです…

自分で体験して学ぶ

当たり前のことです。 人様の体験が、自分の体験のはずはなく、仮に人様の経験に共感したとしても、それは自分の体験ではない。 これは易などの世界に多く、易者を読んでわかったようなつもりになる人が多くあります。 ところが、自分で経験しないと、その次…

星の通りだと

いろいろな言い分はあると思いますが、我々の立場では、人の人生はほぼ星通りです。 さまざまな方が自伝などを出されていますが、検証にはもってこいです。 四柱とか紫微などではなくて、誕生の年月日までで出します。それで相当な確率を誇るものです。 しか…

何かが動く

干支九星など、鑑定を受けられる時というのは何かが動くようです。 何かというのは、その人に問題を起こさせている原因ということもあります。 あるいは、何かが起きることによって、何事かを知らせるお知らせということもあります。 その鑑定の日か、あるい…

古道を辿る

仏教の開祖釈迦が、自分の悟りのことを、過去の仏たちが発見した道を辿っているだけだったといったという記述があります。 干支九星を含む易もそうなのかもしれません。 卓越した先人たちが到達した位置に向かって、毎日進んでいる、としていいかもしれませ…

名前の影響

最近、いやな事件や事故が多いですが、名前も公表される場合があります。 そういう時には、名前を調べてみます。 やはり、どこかで問題がある名前や、加害者と被害者をつなぐ要素をもった名前があります。 では誕生の星にそれがあるのかどうなのか。 わかる…

通用しないのではなく凶ではない

東アジアには、中国で生まれた五行思想が相当通用します。 ではそれ以外の世界の国ではどうなのか。 これこそが、民族性や風習、習慣にかかわることだと思われます。 たとえば、中国では男子が生まれて育つことが大切だと考えますが、夫婦は夫婦、子供は子供…

引き締まる

干支九星を教えていただきた望月先生は、すでに他界されております。 ですが、時々先生が生きておられたら、自分の鑑定をどう思われるだろう、と考えることがあります。 鑑定がぴたっとはまったときには、自信をもつこともできますが、微妙な場合があります…

占いを遊びに

占いは、先のことを知るだけではなく、問題が起こる原因を知ることが重要です。 そのことは、その原因を直せばよくなるということを意味します。 全部が全部、解決できるわけではありませんが、軽度なものはそれほど苦でなく直せることもあります。 日常生活…

最初と最後の本

これは易書だけではないと思うのですが、いろいろな分野の本で、その人のデビュー作というのは力が入っています。 ですから、他にない要素が含まれていることが多いです。感心してしまうような本もあります。 逆に難しいことをわかりやすくして書かれている…

穴には落ちやすい

電車の中でうとうととしてしまうことがあります。 場合によっては、前後不覚に寝てしまっていることもあるようです。 不思議なことに、隣の人が寝ていると、眠気が移るのでしょうか、自分も眠くなります。 あくびが移るというのはあるようですが、眠気もそう…

ほんの実例

久しぶりに、というか何年かぶりに映画をみました。 方角としては家から南の方位であり、自宅を出たのが午刻です。 未の2黒の日であり、午の9紫の時間でした。 平日の昼間ですから、少人数であるのは予想されましたし、年配の方が多いのも予想されました。…

真の北方位

方位磁石は、真の北を指しているのではありません。 磁北を指しているのであり、補正をしないといけません。 方位を見る場合には、真の北を起点として考えます。 そういう点では、今の地図は真の北が上になっていますので、使いやすいです。 家相の場合など…

家系を知る

人間の星を見ていく場合、家族の星も参照にいたします。 基本的に、個人は個人ですから、家族の星は関係がありません。 しかし、家族関係を知る場合には不可欠な要素でもあります。 そういう観点から見てまいりますと、遺伝とか家系とかが星に出ていることが…