鑑定をさせていただくときに、何度か来られた方で、それまでのお話を忠実に聞いていただいた方の鑑定は楽です。
それまで背負ってきたものが軽くなっていますので、方位を取るにしても、すっと取れます。
逆に初めての方を鑑定する場合には、気を使います。
どの程度の災いがあるのか、ないのか、を見てからでないとお話ができないからです。
特に困るのが、よい方位を見てほしいとして来られた方で、吉方位がない場合です。
そういう方は、それまでの災いが多く重なっていますので、すぐに吉方位が取れるものではありません。
本当の開運には長い時間がかかります。
これは、先生の教えの大切なものの一つです。
何モノか
寝ているときに、この数年、十数年は怖い思いをしたことがありません。
昔はいわゆる金縛りとか、その他ありましたが、特に寝る前にお祈りするようになってからは、ほとんどなくなっていました。
しかし、この前、怖いおもいをしました。
普通の(!)ではない感じで、厄介だとは思いましたが、まあ何とか乗り切りました。
その時の盤です。
暗 破 暗 破
辰279 381 279 846
暗135 卯246破 暗135 792
684 795 684 351
破 亥 寅
私は2黒です。
修身前、勉強をしているとき、開運できる知識を詰めこんでいたのです。
それに何モノかが反応したのでしょう。
誰でもできる開運法
この度、若井朝彦様より、水野南北に関する二冊目の御著書『江戸の少食思想に学ぶ 水野南北『修身録』解題』(小学館新書)をご恵贈いただきました。
前著同様、南北の『修身録』を深く解説されておられます。
食文化という言葉がありますように、人間は食を文化までに引き上げましたが、江戸時代、食の種類と量によって運命を変えられると説明した南北は偉大です。
大食は自分の運を損ない、少食により徳が養われる、というのを主旨としてよろしいのでしょう。
現代で運の悪い人は、耳を傾けるべき思想だと存じます。
自分も一時、悪方位を使ったときに少食で作用が消えるかと思ってやってみたことがあります。
体は悪くしましたが、確かに手ごたえはありました。
干支九星による日筮
干支九星で、この日に何が起きやすいかを説明することができます。
何座生まれよりも、ずっと確率は高くなるでしょう。
しかしながら、考えてみていただきたいのは、毎日そんなに激動の毎日を送っているわけではありません。
激しい日ならば、特徴的な星が出るでしょう。
しかし私たちの日常で、劇的な変化というはそうあるものではありません。
これは干支九星だけではなくて、他の占術を使用しても同じような結果になるものと思われます。
毎日、日筮を立てられている方もおらるようですが、おそらく言おうとしていることはご理解いただけるでしょう。
ですから、本当に実力をつけるのは、お客様の問題に対するときなのです。
改めて考え直すこと
干支九星ならば、その盤を立ててお客様にお話申し上げる。
とても大切な基本中の基本ですが、今思っているのは、相手様への影響です。
お茶を飲んで話すように話しても、わかっているのかどうか。
頭でわかってくれたとして、どれだけのことをしてくれるのか。
何度話しても無理な人もいます。
結局自分は、相手をよくしてあげてないのではないか。
いっそ、宗教観だけを話せばいいのではないか。
業が深い場合には、特に痛感します。
対面であっても難しいのに、オンラインは当分無理です。
かつ自分自身が成長しないといけません。
そうなると、易はあくまでも手段の一つです。
深い気づきに行けない業が、結局はその人を元に戻してしまいます。